本日も家庭料理とワインをひたすらペアリングしまくるという当ブログにご訪問いただき、ありがとうございます!
「人知れず」とか「知る人ぞ知る」というニッチ系が割と好きなてつみです。
残念ながら作る家庭料理はニッチでもリッチでもなく、「王道」です。
たまに、直感的に突如湧いてくるアレンジ料理もありますが、基本「平凡」そして「王道」
しかも時短節約効果が高くないと、最近では自分にGOサインがだせません。
「王道」な料理を時短節約で作りたい!
そう思っている主婦の方は多いはず!
ってこのブログを読んでいただいている方で主婦の方がどれぐらいいるかちょっとわかりませんが
とにかく、「王道を早く安く作る」
これはこれで、一つ、幸福度をあげてくると思うんです。
ですよね、奥さん!?
ということで、今日は「魚の煮つけ」ですー
しかもいただきもので、職場の先輩が釣りたてを処理してくれたーー、しゅんしゅんしゅんしゅん旬の鯵。
\\鯵の煮つけ//
まさに、王道、時短、節約(笑)が同時に実現されてます笑
では、さっそくいってみよ!
鯵の煮つけ
※日本橋「ゆかり」野永シェフのレシピがピカ一なので、参考にしています
鯵の煮つけの【材料】
・鯵 今回は頭をとって12~13センチのこぶりなもの 10尾
・長ネギ2本
・生姜 スライスで10枚ぐらい
※煮汁
・水 1カップ(200㎖)
・酒 1カップ(200㎖)
・醤油 大さじ2
・みりん 大さじ2
・砂糖 小さじ2
鯵の煮つけの【作り方】
1 鯵は今回処理済み(ぜいごと鱗、内臓、頭をとってもらってます)のものに、尻尾を右側にして、包丁でバツに切れ目を入れる。これで皮が割けるのを防ぎます。ねぎは4,5センチにぶつ切りにして、生姜は薄くスライスします。
2 フライパンに※煮汁の材料を全部入れて、鯵とねぎの白い部分を入れます。【ポイント】冷たい煮汁から炊き上げます!!!
3 中火から強火にかけて、落し蓋をし、鯵を煮ていきます。
4 煮汁が半分ぐらいに減ったら、ねぎの青い部分も入れて、いよいよクライマックスです。
5 煮汁が3分の1ぐらいになったら落し蓋をとります。
6 小ぶりな鯵は全体で10分程度、大きな鯵でも20分もあれば煮あがります。
7 先にお皿にねぎと鯵をもりつけます。
8 煮汁を強火で煮詰めて、上からかければ、煮つけの完成です!
鯵の煮つけを【実食】
塩焼きと迷ったけど、煮つけ、やっぱり美味しい!
魚の身を、この煮詰めた煮汁につけてたべつつ、キャラメリゼされたようなねぎも主役級の美味しさです。
少し小ぶりだったので、子どもには小骨を気にしながらほぐしてあげなければならないのですが、身離れもいいのでさほど面倒ではないです。スーパーで売っている鯵なら十分に今時期大きいので、煮つけにはさらに向いてます。フライパンに入ればお頭つきでも大丈夫です。
私は日本酒はほとんど飲まないのですが、
普通だと、\日本酒/ってことなんでしょうか?
もちろんここでも、ワインを合わせますけどねw
これだけ、煮汁もコクがあって、アクセントのネギ、、、
魚料理=白ワインが一般的なんでしょうか、、、ちょっとワイン知っているといやいやブルゴーニュでしょ!とかになっちゃうんですかね。
ソムリエ・エクセレンスは、この「日本酒もってきて~!」みたいな鯵の煮つけを、どうワインとペアリングさせるのでしょうか?
エクセレンスお願いします!
鯵の煮つけと赤ワインのペアリング
今日もてつみさんに先を越されました。
はい、鯵のしっとりとした身の食感に合うブルゴーニュの滑らかな赤ワインでペアリングしていきます。
僕が行うフードペアリングでは、料理とワインの持つ2つ要素を必ず合わます。
これを外さなければペアリングしたときにでる違和感(心地よくない、合ってない)がありません。
香りも大事なポイントですが、口中でのハーモニーこそが一番大切なポイントだと考えています。
食感のテクスチャーを合わせる(咀嚼回数と渋みの質と量)
鯵の柔らかく、しっとりした身に合わせるブルゴーニュのピノ・ノワール。
バンジャマン・ルルーの2016年はジューシーな果実味にきめ細やかな渋みがよく溶け込んでいて、口当たりの滑らかさと繊細さがあります。鯵の煮つけの食感に心地よく調和します。
うま味と旨みの重心(焦点)と口中での広がりを合わせる
鯵の煮つけは酒、醤油、みりん、砂糖が絡み合い舌の上でゆっくりとうま味が広がります。口中では真ん中に位置します。
少し身を噛むことによって、鯵の潮みとともにうま味が持ち上がってくる印象があります。
そこで同じような広がりをみせるワインは、果実味のジューシーな旨みの心地の良い重心(真ん中くらい)、フレッシュな酸味とともに後半少し盛り上がってきます。煮つけと同じ広がりをしまます。
鯵の煮つけとバンジャマン・ルルーのブルゴーニュ・ルージュ2016年は、うま味と旨味の焦点が合い口中で広がる動きが寄り添います。両者の相性が良いことが想像できます。
ブルゴーニュのピノ・ノワールは魚と良い感じに楽しめるのですが、このバンジャマン・ルルーのブルゴーニュ・ルージュ2016年は煮つけと合わせても特有の生臭みを出しませんでした。
鮮度抜群の鯵ということもありますが、こういうワインは魚好きの日本人にとっては貴重な赤ワインだと思います。
果実味や酸味、渋みの質と量だったり、亜硫酸の含有量だったり、本当にバランスの良いボトルです。
密閉性の高いスクリューキャップが味わいの要素をさらに良くしているのは間違いないです。
みんさんの人生がワインで楽しく豊になりますように!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた。