みなさん、お疲れ様です。
突然ですが、ジブリ飯ってわかりますか?
宮崎駿監督のスタジオジブリのアニメ映画にでてくる食事のことを「ジブリ飯」っていったりします。
あ、そうなんです、私超ジブリで育ってるんです。
(でも娘はディズニーで育ってます。)
で、そのジブリ飯、ストーリーの中で、自然な流れででてくるのですが、まさにいい味だしているんですよね。
ワインもジブリ飯にでてきます。
印象強いのが『天空の城ラピュタ』です。情のある盗賊一味がでてきて、「ドーラ」という豪快ママンが息子たちを従えているのですが、途中、このドーラが、肉にかぶりついて、話をしながら、ワインを瓶ごと飲むんです。
絶対キャンティですよ!妄想ですけど。
すごいんですよ笑。インパクトが。てつみはどっちかっていうとシータなので(ぶほっ)
それから、なんといっても『紅の豚』ですね。
『紅の豚』では、豚になってしまった空挺乗り「ポルコ」が、プライベートビーチみたいな場所で豚の姿のままワイン飲んだり、飛行機作る工場で、パスタと一緒に工場長の親父と一緒にワインのんだりするのです。しかもちょっとお洒落なんですよ。
絶対サンジョベーゼなんですよ!妄想ですけど。
ポルコ・ロッソ
赤い空挺に豚が乗るんですよ。んでサンジョベーゼのむ。
「飲まない豚はただの豚だ」、あ、ちがった「飛べない豚はただの豚だ」が名台詞です。
まさに紅の豚です。
だから、何が言いたいかというと
今日はポークグリルです。
ちょっと、最近人と話をしていないもので、つい。。。
我が家のポークグリルは、たっぷりのルッコラのサラダと一緒に、いただくのが定番です。
グリルパンがなければフライパンで充分ですので、少しワイルドにかつ繊細に焼いて、ワインとともに休日をすごしてはどうでしょうかね。
でもエクセレンスはきっとフランスワインと合わせちゃうのかな~
アドリア海を妄想して(行ったことないので~)
紙飛行機を飛ばすように爽やかな気持ちでーーーーーー
行ってみよー
ポークグリルとルッコラのサラダ、マスタード添え
ポークグリルとルッコラのサラダの材料
大人2人、幼児2人分
・豚ロース肉(肩ロースでも美味しいです)とんかつ用の厚みのあるものがいいですね。
・にんにく3かけ
・乾燥ミックスハーブ(なんでもOKです。なくてもOKです。)
・塩コショウ適量
・粒マスタード
(付け合わせ1)
・エリンギ2パック
・塩コショウ
・オリーブオイル
(付け合わせ2)
・ルッコラ
・ベビーリーフなどのグリーン
ドレッシング
・レモン
・オリーブオイル
・ハチミツ
・塩コショウ
ポークグリルとルッコラのサラダの作り方
1 サラダを準備しておく。ルッコラとグリーンはよく洗って、水気をしっかりときり、冷蔵庫に入れておく。同時にドレッシングも大き目のボウルに作っておく。
2 エリンギは縦に4等分から6等分ぐらいに切っておく。
3 豚肉には、簡単にナイフで脂身と赤身の境目などを筋切しておき、塩コショウ、好みでハーブミックスなどをまぶす。こどもはまだハーブがない方が美味しいようなので、大人用に2枚だけハーブ。
4 よく熱したグリルパンにオリーブオイルを塗り、にんにくと豚肉を焼いていく。できれば同時にフライパンでエリンギもオリーブオイルでソテーしていく。
5 エリンギは軽く塩コショウして、恐れずに強火でソテーし、美味しそうな焼き色をつけたい。
6 豚肉は、表面に汗をかいてきたら裏面を焼く。4~5分で裏がえしました。さらに裏面も5分ぐらい焼いたら、火をとめ、余熱に切り替えます。
7 豚肉に余熱を通している間に、ルッコラサラダにドレッシングを和えて、それぞれ付け合わせとマスタードを添えて、盛り付けのスタンバイをしていきます。
8 準備が整ったところで、豚肉を削ぎ切りにします。
9 素敵にもりつけて、完成です!!
ポークグリルとルッコラのサラダ マスタード添えを実食
ポークグリルがもちろん主役なんですが、ルッコラのサラダがとても美味しいです。香りが強いのが特徴ですが、香ばしいポークグリルにはぴったりです。しかも、ソース替わりにちょっとマスタードと焼いたニンニクを添えていただくので、口の中が、表現みつからないのですが、美味しいんです笑
サッとゆでたり、シンプルにグリルするだけで、美味しいですよね。
ちょっと付け合わせを工夫すれば、
爽やかで目にも美味しい、元気レシピの完成です。
サンジョベーゼ、飲みたいなあ。
さあ、エクセレンスは何をおすすめするのでしょうか笑。
ポークグリルとルッコラのサラダ に合わせるワインはこちらです
すいませんご期待に応えられず、今回は赤ワインのサンジョベーゼではございません。
フランス・ローヌ地方の白ワインでペアリングします。
フランスワイン、ご名答でした。
ポークグリルは、グリル板の焼き目がつき見た目からも食欲がそそります。芳ばしさにと豚の美味しい脂に負けない充実度のあるワインが良いです。
そしてロース肉を削ぎ切りしています、食感は優しく、滑らかなワインが合いそうです。
ドライハーブにニンニクの香りがあり、これに花や黄色果実のアロマに蜂蜜の甘い香りが加わるとお洒落な感じになりそうです。この香りをもつワインを使いたいです。
ワインを選ぶポイントは3つ
・味わいの充実度(強く・大きい)=しっかりしているワイン
・滑らかさ(酸味が穏やか、緻密で上質な口当たり)=上質なワイン
・花や蜂蜜の香りを持つ=ブドウが良く育つ日照量が多く成熟度が高いエリアのワイン
そこで、シャトーヌフ・デュ・パプの名門シャトー・ネルトの白ワイン がぴったり来ます。
料理とワインのペアリングで感じたくない部分(香りや味)を隠すことができる(打ち消し)
そして、ルッコラのサラダがついています。
ルッコラの風味は強く、苦みが特徴的です。ワインによってはげっ!苦いと苦みが強調されることもあります。気を付けましょう。
そこで、この苦みをどう生かすか、、、
今日は料理の力を借り、あまり感じたくないワインの苦みを打ち消してもらいます。
ワインの苦みはコク(旨み)であり、苦いということはそれだけワインの充実度が高く、味の濃さがあるということです。
僕ら日本人は欧米の方よりも苦みに弱い、苦い=美味しくないと感じることが多いです。特にワインの苦みは気になっちゃうんです。
そこで豚肉とともにルッコラも頬張り、噛み噛み、そしてシャトーヌフ・デュ・パプを流し込むと、
ワインだけで飲んだ時に気になった舌の奥で感じたドライ感と苦みが、あら不思議と消えて、ワインの果実味が膨らみと旨みが盛り上がりだしました。
これはロース肉に脂分、そしてルッコラの酸味と苦みがワインに若干足りなかった酸味を補い、ワインの苦みを隠し、ワインの果実味を際立たせてくれました。
そして料理と合わせることにより、ワインのフローラルな白い花やアプリコットのアロマ、そして蜂蜜のブーケで口中が複雑なものへと誘い、後味に南国レモンのほろ苦さも楽しませてくれるようになりました。
料理とワインがうまく補完し合い、
料理を華やかに優雅に、そしてワインの果実味を大きく膨らませて苦みを隠してくれました。
寄り添って、心地の良いペアリングとなりました。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ワインで食卓が楽しく豊かなものになりますように。 ではまた。