お疲れ様です、てつみです。
このレシピブログ、ひっそりとはじまり、今では少しずつですが、読んでくださる人が増えとてもうれしいです。
私たちのような吹けば飛ぶような弱小インポーターは、理想的なワインの仕事をするために決定的に有利な資本力、それからマンパワーがまだまだありません。
そんな私たちが、どうしたら、ワインを愛し、楽しむ皆さまのお役に立てるか
そう考えると、
ソムリエ・エクセレンスが長年信じてやってきたことや、私たちが自信をもっておすすめできる家庭料理とワインのペアリングのことだったり、
これをやり続けるしかないんですよね。
薄皮を重ねるように、やるしかないんですよね。
時にえぐられても、また1枚1枚、1日1ミリの積み重ねです。
エグイ!ひもじい!笑
そんな中でブログを読んだり、ワインを買ってくださるお客様、本当にありがとうございます。
引き続き、よろしくお願いいたします。
また、銀振のみにも関わらず、ご購入くださるお客様、カード決済が導入できるように頑張っておりますのでお待ちください。ご不便おかけいたします。(※2020年11月導入しまして、カード決済ご利用いただけます)
私もブログ運営などは初めてのことで最初も今も
どれぐらいのさじ加減でやればよいのか手探り状態ですが、
少しずつ私たちの「味」をだせるようになればと思っています。
個人的にはもっと
エモい
レシピブログにしたいと思っています。
エモいは「エモーショナル」なということです。
人生って大笑いしたり、ハラワタが煮えくり返ったり(普通はないですかね笑)、感動して号泣したり、、、いろいろなことがありますよね。
読んでいただいた方が「くすっ」と笑えたり
「なんだかワインがのみたくなる」(やった!
「私(俺)のレシピのほうが、このワインには絶対あってるぞ!」
そんな風に思っていただけたら、うれしいわけです。
日々の生活の中で、様々な感情のなか、私たちは食事や飲み物を選んでいたりします。
ワインは、そういうエモい人生に寄り添うものなのではないかと
てつみ的には心から思っています。
ワインの「渋み」は間違いなくなくてはならないもので、美味しさの要素ですよね。
(カベルネが美味しいなって思う私は人生のタンニン多めなんでしょうかね笑)
人生の「渋み」まで美味しいと思えて、YOU大人!ってことで
今日も行ってみよー!!!
今日は、写真をみてわかるように「ハンバーグ」なんですが、材料に注目。
普通のハンバーグに入っているものがなかったり、入っていないものが入っていたりします。
ハンバーグは肉が主役。それは無いと困りますが、意外となくても美味しく作れるんですよね、料理って。
しかも、ワインが飲みたくなるハンバーグが!
パン粉も牛乳も不要!ハンバーグ
【材料】大人2人、よく食べる幼児2人
ひき肉 400g程度
卵 1個
玉ねぎ 2分の1個
片栗粉 大さじ1.5程度
ケチャップ 大さじ1
ソース 大さじ1
塩コショウ 塩小さじ1、コショウ少々
カレー粉 小さじ2分の1
フレッシュのイタリアンパセリ(完全に残り物)
※しゃもじ・・・最後に書きましたが超重要。お肉を混ぜるのは「しゃもじ」がいいです。最後の成形のみ手で行います。理由は、ありません!笑。とにかくしゃもじで混ぜてみていただければと思います。
パン粉・牛乳不要なハンバーグの【作り方】
1 玉ねぎをみじん切りにして、平皿に広げ、ラップをして、700W 1分程度を目安に加熱する。ツンっとした刺激臭が抜け、透明になっていればOK。ラップを外して粗熱をとっておく。
2 ボウルにひき肉をいれ、軽くしゃもじを使って肉の塊をほぐしておく。
3 ボウルに、卵、ケチャップ、ソース、カレー粉、イタリアンパセリを入れ、シャモジで混ぜる。最初は切るようにサクサク混ぜて、最終的にはこねこねしてきます。次に片栗粉をいれ、混ぜる前に玉ねぎも入れてしまい、塩コショウして、混ぜる!しゃもじで混ぜる!
4 見事シャモジでよく混ざったら、好みの大きさに成形します。
5 中央をへこませ、フライパンかホットプレートで焼きます。中火より強火。焦げすぎは避けたいですが、焦げを怖がらないぐらいの気持ちで、しっかり焼きます。裏がえしをした後は、蓋をして蒸し焼きにしていきます。10分から15分ぐらいで焼けます。心配なときはハンバーグの中心を竹箸などでさして、肉汁が透明ならOKです(私はあまりやりませんが笑)
6 焼きあがったら、皿にもりつけ完成です。
※付け合わせは、小松菜の炒めものと二十日大根の酢漬けです。
ハンバーグに下味をつけているので、今日は、お好みでポン酢をかけたり、つけたりして召し上がってください。
パン粉も牛乳も入っていませんが、個人的には、あってもなくてもどちらでもいい!と思いました。
食べると玉ねぎの瑞々しさがのこる、やわらかな食感もあり、肉のうま味もしっかり感じられて、残り物のイタリアンパセリと、カレー味を感じない程度のカレー粉により食欲そそる香りもあり、
美味しくいただけました。
合わせるワインもすぐ浮かんだようです。
では、エクセレンス、お願いしますね!
ハンバーグと赤ワインのペアリング
肉料理とワインを合わせるポイントは、どれだけ肉を噛むのか嚙み締めるのか
噛めば噛むほど美味しいお肉は、それだけ口中での滞在時間が長く、唾液がたくさん必要となります。
逆に柔らかいものは噛む回数も少なく、あっという間に食べてしまい、あまり唾液がでません。
咀嚼回数が重要になります。
口中での滞在時間と噛む回数で、どれだけ唾液がでるのか。それを受け止める渋みの量と質が大事になります。
肉質が固くしっかりとしている場合は、よく噛むことになるので、しっかりとした渋みがある強いワインでないと肉料理とバランスが取れません。
逆に肉が軟らかく、噛む回数が少ないと、量が少なかったり・質が柔らかかったする渋みでないと肉料理につり合いません。
料理とワインが美味しくハーモニー(調和)する、それぞれの美味しさを引き立てるように合わせたいです。
柔らかいハンバーグとサンジョベーゼの優しい渋み
シンプルな材料でつくったハンバーグ、ダイレクトに肉のうま味が楽しめます。
肉汁溢れ出すジューシーなハンバーグは同じくジューシーな果実味を持つサンジョベーゼが最適です。
キャンティ・クラシコのエリアの中でも、オルマンニのあるポッジボンシ地区のサンジョヴェーゼは 明るく優しい果実味と酸味 が特徴です。
エレガントな酸味が基調のワインで、渋みは優しくきめ細やか、まさに今回のハンバーグにぴったりのボトルです。
滑らかでジューシーな肉の美味しさにワインのジューシーな果実味が寄り添い、きめ細やかな渋みが柔らかい肉感と調和します。
そしてワインに隠れるハーブとスパイスが、ハンバーグにあるイタリアンパセリの香りやカレー粉のスパイシーさによくあい両者を近づけてくれました。
オルマンニのキャンティ・クラシコ、
少し肩の力が抜けたような優しい味わい、家庭料理の定番ハンバーグを最高に楽しませてくれボトルです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ワインで食卓が楽しく豊かなものになりますように。 ではまた。