本日もTetsuya Wine Selectionsのブログにお越しいただきましてありがとうございます。

じゃがいも小僧の妻であり、母であるてつみです。

あ、じゃがいもおじさんの妻の間違いでした。

 

新じゃがの季節になりましたね。

じゃがいもがあちこちで掘り出されています。

 

ここ最近は、昔ほどじゃがいも食べないなあって思っていたのですが、先日、インカのめざめの煮物を食べて以来、ちょっとじゃがいもって、「やっぱり美味しい」と見直しています。

 

ジャガイモ料理ってすごい多彩ですよね。

煮ても焼いても揚げても、茹でても、蒸かしても、本当に美味しい!

しかも肉とあわせても、魚とあわせても、乳製品でもとにかくおいしい。

 

しかも栄養的にも、ビタミンもとても豊富で、お腹にもたまる子どもにも人気の素材です。

2歳のじゃがいも小僧君は「イモぉ!イモぉ!」としか言えない時期があったくらいです。

さすが炭水化物です。

 

今日は

ワインのみたいけど、おつまみ、どうしよう・・・家にジャガイモしかないよ!

ワインと旬の食材、簡単に楽しみたいよ!

 

 

そんな人に作ってほしい、ワインにもあうおすすめのじゃがいもレシピを紹介します。

 

じゃがいものガレットー、、ガレットー、ガレットです。。

 

簡単です。

 

材料もシンプルです。

 

でもちょっとした工夫で、おしゃれで美味しそうに見える!かな?笑

 

では、いってみよー!

 

じゃがいものガレット

【材料】

じゃがいも(きたあかり)、一袋(子芋が10個ぐらいでしょうか)

塩コショウ ややしっかりと二摘まみ程度

バター・オリーブオイル それぞれ大さじ1弱程度

フライパン

【作り方】

1 じゃがいもはスライサーでスライスする。指を切らないように充分に注意する。スライスしたじゃがいもはボールなどに入れていく。

2 スライスしたじゃがいもに二摘まみ程度の塩をふり、黒胡椒をし軽くまぜる。

3 小さめのフライパンにバターとオリーブオイルを入れ火にかけ、バターが解けたらバターが焦げないように弱火~中火にして、スライスしたジャガイモを敷き詰めてフライパンで焼き始める。

4 蓋をしてとにかく焼いていく。10分~15分焼いたら、焦げ目を確認する。美味しそうな焼き目がついていたら、裏返してさらに10分から15分焼いてできあがり!お皿に綺麗に移して、取り分けてめしあがれーーー!!

 

 

【じゃがいものガレットを実食】

 

美味しくできているでしょうか。

間違いないですよね、シンプルなジャガイモの美味しさをダイレクトに味わえて、、

めちゃ美味です!

やはり焼き上げにバターを使っていることもすごく効果的です。風味よし、食感よし、味よしです。

ベーコンを入れたりするレシピももちろん良いと思います。ですが、今日はお肉料理の付け合わせとしても合わせやすいようにじゃがいもだけにして、それで十分満足ですね。

 

これは、ワイン、きっと合う!

白でも赤でも合いそうでですが、ソムリエ・エクセレンスは何とあわせるのでしょうか、、おすすめとその理由を教えたください!

 

じゃがいものガレットはネッビオーロ(赤ワイン)でペアリング

 

じゃがいもおじさんと言われました、ソムリエエクセレンスの鐵屋です。

今日の、大変食卓で映える、じゃがいものガレットはイタリアの赤ワインでペアリングしていきます。

 

イタリアはオリーヴオイルが主流ですが、北部ではバター使います。

特にグルメなピエモンテではバターをふんだんに取り入れた郷土料理がたくさんあります。

赤ワインで合わせる場合はバターの香りとコクに負けないネッビオーロが最適です。

 

まず初めに ネッビオーロ のワインをイメージしましょう。

 

今日はシンプルな料理、じゃがいものガレットです。

いつも通り香りを意識して、基本の食感と渋みの質、味わいの広がり方を合わせます。

 

食欲をそそるバターの芳ばしく焼けた香りと土を思わアロマ、そして表面のザクっと食感と中心部のねっとり瑞々しい味わいに寄り添うワインがいいでしょう。

 

トレディベッリランゲ・ネッビオーロ 2018年 は非常にジューシーな果実味が魅力的です。

 

透明感のあるレッドチェリーの美しい色合い、チェリーや木になったプラムの明るいアロマ、時間とともに清々しい新緑のハーブに甘苦系のスパイスの複雑味が加わっていきます。

 

一口に含むと透明感のある瑞々しい果実味とエレガントな酸味が広がります。ワインの素性の良さが伝わってきます。

 

そして果実味の甘みときめ細やかで豊富な渋みで口中が満ちていき、非常に美しい余韻が楽しめます。

 

酸の美しさがあり、渋みの質と量が普段の食生活にマッチした感じの良いバランスで溶け込んでいて、後半にネッビオーロらしい雄大さ・充実感ある旨味が盛り上がってきて口中がいっぱいになります。

 

嗚呼美味しい、飲んでいて思わずにっこりしてしまうほどに優美なネッビオーロです。

久しぶりに僕の心をギュッと掴んだ一推しボトルです。

 

トレディベッリのランゲ・ネッビオーロ2018年が本当に素晴らしくてワインだけを熱く語ってしまいました。

飲んでいただいて損はありません。

 

ワインの美味しさから色々な料理と合わせたいと思う欲求で思考が飛んでいき、すいません簡単ですが、じゃがいものガレットととのペアリングの感想になります。

バターの相性の良いネッビオーロ、しかも熟成すると土の香りを出すブドウです。バターとじゃが芋とこの上ない相性が約束されています。

さらにはシンプルな美味しさに寄り添う、軽めのヴィンテージによる瑞々しさと心地よい渋みがあります。

そしてきたあかりのねっとり感と丁度良いワインの重心と旨味の広がり方で心地よくガレットとネッビオーロが楽しめました。

じゃがいもと香ばしいバターにネッビオーロ美味しいね。

 

ソムリエ・エクセレンス的 雨が多かったヴィンテージの魅力

2018年のピエモンテは、この10年で最も雨の多かったヴィンテージでした。秋の雨の前に収穫を行うことができたバルベーラと異なり、晩熟ブドウのネッビオーロに関しては雨の影響を大きく受け、生産者にとって悩ましく厳しいワイン造りとなりました。収穫のタイミングの的確な判断と相当厳しい選果を行わないと、成熟度の足りないブドウからは香りにいやな青さ、旨みには広がらない硬さを出してしまい、雨=水を含んだブドウの、水のように薄っぺらい味わいの魅力のないワインとなってしまうからです。まさに造り手の勇気と力量が試されるヴィンテージと言えます。

当たり年、出来の良いヴィンテージは重量感と凝縮感、スケールがあり豊富な旨みを持った偉大なワインが生まれます。特に渋みが豊富で逞しいワインができるネッビオーロの場合、飲んだ時の満足度が高く充実感がちがいますが、強烈な味わいがあり料理に寄り添う飲み心地さがでてくるまでには忍耐、長期の熟成を必要とします。または噛み応えがあり味の入った強い料理が欲しくなります。

ワイン造りが困難なヴィンテージでしたが、妥協を許さないトレディベッリでは通常に増して厳しい選果を行い、結果としては出来あがったワインは明るさと軽快さを持った、非常にジューシーな果実味が生きる飲み心地の良い見事なランゲ・ネッビオーロが生まれました。明るい香りが広がり、透明感のある瑞々しいさがあります。味わいは果実味の甘み・酸味・渋みのバランスが素晴らしく、飲んでいての心地よさが秀逸です。

トィベッリランゲ・ネッビオーロ 2018年  イチ推しの赤ワインです!

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

ワインで食卓が楽しく豊かなものになりますように。

 

ではまた。