ソムリエ・エクセレンスの鐵屋竜朗です。

初回に自社輸入した44アイテムのワイン、セレクションのポイントは簡単です。

Ex-chateau (シャトー出し)ボトル

2次市場で流通していないボトル、

生産者から出荷してもらった最高コンディションのボトル

ワインを自分では輸入する以上、絶対に譲れないことです。

※2次市場とは転売市場、ワインはブローカーどうして売り買いされている

ワインは投機性がある

実は、最新ヴィンテージ以外のバックヴィンテージ(熟成したボトル)は、シャトー出しのものは僅かしかありません。

ワインビジネスは2次市場が大きく、手元で熟成させれば右肩上がりに値上がっていくマーケットです。

特にボルドーやブルゴーニュのような買い手が多いワインは、せどり目的に右から左へと転売されていきます。

当然、その間にワインも動かされコンディションの差が生まれてしまう(品質が落ちてしまう)のは容易に想像ができます。

Ex-chateau (シャトー出し)ボトル

出荷直前までシャトーで大事に保管されていたボトルで、

これ以上ない 最高のコンディション の味わいを持ったワインになります。

現地のシャトーでしか味わえない瑞々しい美味しさを日本でも楽しめるよう、温度管理のもと、航空便を使い最短経路・最短時間で輸入しました。

もう一つ拘り 日本のフードに寄り添うボルドーワイン

普段の食生活、家庭料理であったりレストランであったりと、日本の食文化にマッチするワインになります。

日本は島国であり、どこか潮みを感じる風味を持ったワイン、海を連想するワインを意識してセレクションしています。

大きな川が流れ、海に近いボルドーはまさにうってつけの産地だと思っています。

その中でも

日本のフードに合う生産者やヴィンテージ

に拘りました。

このワインを求めてボルドーへ

ボルドーワインを取り扱うことを決め、どうしてもシャトー・オー=ベルジェを輸入したくてガルサン=カティアールを訪問しました。

彼女はボルドーに4つのシャトーを所有し、当日は彼女がいるサンテミリオンのシャトー・バルド=オー(今もっとも力が入っている)へ呼ばれました。

バルド=オーでは風車や風を利用した自然エネルギーの利用やポンプを使わないグラヴティフローなど、サステナビリティに重きをおいた、意識の高いワイン造りを行っています。

そしてシャトー・オー=ベルジェでは、現在オーガニック農法の認証を取るなど環境面にも配慮しながら年々ワインの品質向上に取り組んでいます。

実はポムロールの

クロ・レグリーズ(ここをclick)

も所有しています。

ご厚意頂きオールドヴィンテージを出していただきました。

ボルドーで絶対に外せないペサック・レオニャン地区

シャトー・オー=ベルジェのあるペサック・レオニャン地区、44アイテム中14アイテムがこの地区のワインとなりました。

白の秀逸なワインだけではなく、日本のフードに合う赤ワインが多く存在し当店でもセレクションしています。

中でもこのシャトー・オー=ベルジェはじめ下記のシャトーが普段の食生活にマッチします。

ドメーヌ・ド・シュヴァリエ(click)

シャトー・スミス・オー・ラフィット(click)

シャトー・カルボニュー(click)

砂利質土壌の味わい たくましさ、まろやかさ、ミネラリティ

砂利質土壌を持つペサック・レオニャン地区ではスケールのワインが生まれます。

石が太陽の熱を蓄積し水はけがよく、ブドウが良く熟します。果実味の充実度が高く、渋みが熟すのでまろやかな口当たり、そして緻密さを醸し出す強靭なミネラリティがあります。

シャトー・オー=ベルジェ ルージュ 2006年

(↑ここをclick)

シャトー・オー=ベルジェ ブラン 2015年

(完売 ↑ここをclick)

シャトー・オー=ベルジェ 2006年は、この充実感のある味わいが楽しめます。

レッドチェリーやクランベリーに赤い果実のアロマに、タバコやスパイスの上質なブーケ、

この地区らしい“土”の香り、

そして スモーキーさ がいい感じに広がります。

味わいは美しい酸味に赤果実の後味、発展した複雑な香りが口中に広がり、なめらかな渋みが心地よい広がります。

ペサック・レオニャン独特のミネラルが感じられ、優雅な印象を残します。