ソムリエ・エクセレンスの鐵屋竜朗です。

初回に自社輸入した44アイテムのワイン、セレクションのポイントは簡単です。

日本人に合うワイン です。

普段の食生活、家庭料理であったりレストランであったりと、日本の食文化にマッチするワインになります。

日本は島国であり、どこか潮みを感じる風味を持ったワイン、海を連想するワインを意識してセレクションしています。

大きな川が流れ、海に近いボルドーはまさにうってつけの産地だと思っています。

 

その中でも日本のフードに合う生産者やヴィンテージに拘りました。

日本の “食” にマッチする生産者のワイン

日本の料理に寄り添うヴィンテージのワイン

さらにボトルのコンディションにも拘り、市場で流通しているボトルではなく、

直接生産者から出荷してもらう最高品質のボトル、

ex-chateau (シャトー出し)ボトル

を温度管理のもと、

航空便を使い最短経路・最短時間で輸入しました。

 

ボルドーの赤ワインは重たいイメージ、

しかし日本の食事に調和する緻密さをもっています。

それはワインを構成する要素の “質” が重要になります。

豊富な渋みの質 であったり、

酸味の質アルコールの質 なども大切で

旨みに関連する苦み(ビター感)の質

が重要となります

 

そしてボルドーを訪問して、

白ワイン の素晴らしさに驚きを隠せませんでした。

僕がこの業界に入った20年前では感じることがなかった成熟度の高いソーヴィニヨン・ブランの味わいは、まさにブドウの長所であるフレッシュで清々しさがありながら、

今までのボルドー・ブランには感じることが少なかった “緻密さ、芯力の高い構成力” を兼ね備える逞しさと余韻の長さをはっきりと舌の上で楽しめました。

きめ細やかな旨みを持ち、酸味とミネラル感の緻密さ、少し下がってくる味わいの重心が、

私たちが普段食べているフードに最も適している白ワイン

ではないかと確信しています。

 

44アイテム中、

赤ワインが半分の22アイテム、

白ワインが18アイテム にもなったことは、

本当にボルドーの白ワインがいい!と思ったからです。

 

それでは僕の大好きな白ワイン、

ドメーヌ・ド・シュヴァリエ ブラン 2014年

(↑click)をご紹介いたします。

 

ボルドーの白ワイン(ドライタイプ)といえば、

真っ先に名前が挙がるほどの有名銘柄です。

どこが凄いのか、

生産者について(click) でも語りましたが、

ボルドー・ブランの理想形

であると思います。

香りや味わいの美しさ、鮮やかさ、純粋さ

ブドウの瑞々しさがあり、逞しさや力強さを感じ

大地からのミネラル、迸るエネルギー感がビシバシ伝わる

洗練された優美な白ワイン

この上なく上質な一本です。

 

2014年 はブドウの成熟度が高く、濃密な旨みがあります。

若くても美味しいほどにワインが良く練れています。

 

品の良い 蜂蜜 のアロマが印象的です、

南国レモンと重なり、レモネードの心地よい香りが広がり

鮮やかさと複雑なブーケを奏でています。

(※蜂蜜の香りはブドウの成熟度が高くないとでてこない香りで、蜂蜜の香り=ワインのレベル高い ことがわかります)

 

味わいは充実感があり、ピュアな旨みで口中がいっぱい、

鮮烈な酸味とミネラルが下支えしています。

鮮やかで一見軽そうに感じるほどのヌケ具合ですが、

じわりと重心が少しずつ下がってく旨みがあります。

 

そして日本の料理に合う、旨みの緻密さと重心の動き、

色々な料理とのペアリングが期待できます。

 

定番家庭料理の生姜焼きとのペアリング記事(click)です。

スタミナ料理にエネルギー溢れ出すワインを合わせます。

 

ドメーヌ・ド・シュヴァリエ ブラン 2014年

まさにこれを飲まずしてボルドーの白ワインは語れません。

 

ちなみに

鮮やかなフレッシュ感が迸る2015年

(↑click)もお奨めです。

 

2014年と2015年、

ヴィンテージの個性が大きく違う味わいがあります。

両ヴィンテージの飲み比べは興味が尽きません。

当店でしかご用意できない両ボトル、お試しください。