ソムリエ・エクセレンスの鐵屋竜朗です。

初回に自社輸入した44アイテムのワイン、セレクションのポイントは簡単です。

日本のフードに寄り添うボルドーワイン です。

普段の食生活、家庭料理であったりレストランであったりと、日本の食文化にマッチするワインになります。

日本は島国であり、どこか潮みを感じる風味を持ったワイン、海を連想するワインを意識してセレクションしています。

大きな川が流れ、海に近いボルドーはまさにうってつけの産地だと思っています。

その中でも日本のフードに合う生産者やヴィンテージに拘りました。

 

もう一つ拘りがあります、

それは ボトルのコンディションです。

市場で流通しているボトルではなく、

Ex-chateau (シャトー出し)ボトル

生産者から出荷してもらう最高品質のボトル

これに拘っています。

エクス・シャトーボトルを温度管理のもと、

航空便を使い最短経路・最短時間で輸入しました。

 

クロ・レグリーズ 1997年(click)

ボルドーの赤ワインは日本の食には少し重厚すぎるイメージがありますね。

でも大丈夫、

メルロ主体のワインで、酸味 がきれいにでているボトルは和食や日本のフードに相性良くマッチします。

しかし 伸びのある酸味を持ったボルドーを見つけることは本当に難しい ところです。

軽かったり薄い味わいでは当然ダメなわけで、緻密さが必要、ワインが美味しくなければなりません。

渋みのきめ細やかさや緻密な構成力に加え、

ここでは 酸味の質 が重要となってきます。

 

このクロ・レグリーズの1997年は、

20年を超える熟成を経てもなお瑞々しい輝きを放つ果実味、本当に素晴らしいエイジングです。

鮮やかで艶のある味わいに感激します。

今回輸入するまで、クロ・レグリーズでの貯蔵庫で保管・熟成していたEx-chateau(エクス・シャトー)ボトルだからこその

味の輪郭が崩れずていない、

立ち上がってくるような立体感のある旨み

があります。

まっすぐに伸びていくピュアな酸味が、ワインの鮮やかさや艶を醸し出しています。

 

つまり

出荷直前まで生産者が貯蔵していたボトル

これこそが最高品質のワイン

生産者のセラーでしか味わえない品質を日本のお客様に飲んでいただきたいと思い、テツヤワインセレクションは始まりました。

 

生産者のもとで熟成させた

Ex-chateau(エクス・シャトー)ボトル

(↑click)

その品質をお確かめください。

 

この当たり前のようで、当たり前の話に聞こえますが実際は違います。

特に最新ヴィンテージ以外の熟成したボトルは、生産者出しのものは僅かしかありません。

ワインビジネスは二次市場が大きく、手元で熟成させれば右肩上がりに値上がっていくマーケットです。

特にボルドーやブルゴーニュのような買い手が多いワインは二次市場(個人の所有ボトルも含まれる)で売り買いされたボトルが多いの現状です。その間にコンディションの差が生まれる(品質が落ちてしまう)のは容易に想像ができます。

 

さて話は戻りまして、

クロ・レグリーズの1997年は難しい収穫となりました。

生産者は少しでも良いワインに仕上げようと頑張りました。

その努力は、このヴィンテージらしい

太く真っ直ぐ伸びる酸味 を持ちながら

メルロの滑らかさや濃密さがあり、

きめ細やかな旨みを持つ、

美しいくエレガントなワインに仕上がりました。

 

日本のフードに合う酸味と上質な旨みを持つボトルが、

見事に発展を遂げ、飲み頃を迎えています。

お奨めのクロ・レグリーズ 1997年はこちら