『チリコンカンチーズ春巻き』とワインのペアリング
本日もTetsuya Wine Selectionsのブログにお越しいただきましてありがとうございます。
三度の飯よりおかずが好き、アラフォーワーママてつみです。
このブログでは、我が家で作るリアルなおかず（雑食）の作り方、そして、「リアルなおうちごはん」の美味しさをMAXに高めるワインペアリングのポイントとおすすめワインを紹介するブログです。
その日のてつみのおしゃべり（その日のおかず決定に至った経緯など）から始まり
→リアルおかずのレシピ
→エクセレンスによるペアリングのポイント
→エクセレンスのおすすめ
の順番で進んでいきます。
飛ばし飛ばしでも(笑)お読みいただけると嬉しいです。
※※※※
ひよこ豆
レッドキドニービーンズ
おかずの食材選びにもブームがあるんです。
最近のブームは絶賛、豆！
タンパク質を大豆から摂取しようと思い、水煮は買い物の度にストックしていますが
今回、久しぶりにカートにAddしたのは、ひよこ豆とレッドキドニービーンズの水煮です。
地元の良心的なスーパーはお洒落とは無縁なのですが、これぐらいのものはしっかりと扱っています。
で、この豆2種類を買った理由、それは久しぶりに「チリコンカン」が食べたくなったから、です。
チリコンカンは以前にも記事にしています。レタス丸ごと一個、家族でたべてしまいますね。
今回は、作り置きに作ったものをアレンジしました！
冷蔵庫に作り置きしておいたチリコンカンと、ずっと冷凍庫にあるとろけるチーズを一緒に春巻きの皮に巻いて揚げました！
『チリコンカンチーズ春巻き』です。
美味しくて火傷しながら食べましたよ。（アラフォーの恥
さっそく、いってみよ！
チリコンカンチーズ春巻き
『チリコンカンチーズ春巻き』の材料
※チリコンカンは作り置きをしておきます。
・レッドキドニービーンズ 1パック（280g固形量）
・ひよこ豆 1パック（280固形量）
・完熟あらごしトマト 1パック
・挽肉（今回は豚のみ） 約400g
・たまねぎのみじん切り 1個分
・にんにく・しょうが 1かけ（小さければ2かけ）
・クミンシード 小さじ１
・白ワインもしくは赤ワイン、なければ酒など 50㎖ほど
・チリパウダー 小さじ１
・白コショウ 適量
・塩 小さじ2分の１
・チキンブイヨン なければ固形のチキンコンソメ 1個
・レタス 2分の１個～1個程度 お好みで
・春巻きの皮 10枚
・とろけるチーズ 好きな量
・小麦粉＋水 小さじ2ずつ
・揚げ油
・レタス
『チリコンカンチーズ春巻き』の作り方
～簡単4ステップレシピ～
１ チリコンカンを作り、作り置きとして冷蔵庫に入れておく。レタスは水洗いしてしっかり水気を切っておく。葉は大きい方がよい。
２ 春巻きの皮に1の冷たいチリコンカンと、チーズをのせ、手前から巻いて、最後は水溶き小麦粉をのり代わりにして密着させる。
３ フライパンには1㎝程度の深さになるようにサラダ油を入れ、160度に熱して、２をじっくり揚げていく。片面揚げたら裏面も揚げる。
４ 通常の春巻きより短い時間で大丈夫。色がこんがりきつね色になったら油を切って、レタスと一緒に盛り付ければ出来上がり！
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ＳＴＥＰ１ チリコンカンを作る
オリーブオイルをフライパンに入れてクミンシードを加えて熱する。
にんにくも加えて香りを充分にだす。
玉ねぎのみじん切りもただただ、一緒に炒める。
挽肉もただただただただ、加えて炒め続ける。
余計な事は考えもせず、することもせず、塩コショウする。
機械的に豆の水煮のパックを開け、水を切り、豆を加えて炒める。
炒める。
あればワイン、トマトソース、ブイヨン、生姜の下ろしたもの、塩コショウ、お好みで水を入れ、煮込む
チリパウダーを加える
最後にローリエを、あれば、加える
水分が飛ぶまで煮込むだけ。
はい、こんな感じで仕込み終了！！
ＳＴＥＰ１：作り置きチリコンカンの完成！春巻き以外にも、ちょこちょこ楽しめます！
ＳＴＥＰ２ 春巻きの皮に、冷たいチリコンカンとチーズをのせて巻く。
まず手前から
最後は小麦粉を水で溶いたもので糊付け
こんな感じで10本！無心になることがポイントです
ＳＴＥＰ３ 160～170度の油で揚げる
裏を返せば、あら美味しそう。裏側も揚げる
お皿には大き目のレタスを、盛り付けておく
油切は春巻きの1辺を油につけておくと、そこに油が集中して、効率よく行える。
あー、最高ですね。
できました！本当に、いきなり食べると火傷しますのでご注意ください！
『チリコンカンチーズ春巻き』を実食
こうやって食べるって、ずっと決めてたんです、私。
夢だったんです。
ちっぽけな夢で恐縮ですが、
今、夢がまた一つ叶いました。
火傷したけどね！！
春巻きの皮の中で、あっつあつになったチリコンカンとチーズですから、揚げたては危険だってことぐらい
わかっているのに、つい。
火傷したけど、最高です。
レタスのしゃきしゃき、
春巻きの皮のパリパリさくさく、
そしてあつあつほくほくのチリコンカン
とどめのとろ～りチーズ
一口でこれが全部合わさりまして、今日が平日であることを忘れさせてくれます。
味はもちろん、食感が楽しいって、脳みそが満足しやすいと思います。
なんともいえない、豆もホクホクしてコクのある味わいに、レタスと春巻きの皮のシャキシャキ、豆のとろーりが本当にたまりませんし、止まらない美味しさです。
チリパウダーをもっとしっかり効かせても良いかなと今回は感じました。
おかずとしても最高な『チリコンカンチーズ春巻き』ですが、もちろんその美味しさをMAXに高めるアレにも最高です。
そう、ワインペアリングです。
「ワインに合わない要素がない」というチリコンカンのアレンジレシピ、春巻きです。
今回はどんなワインをペアリングするのが良いのか、エクセレンスにポイントを紹介してもらいますね。
では、エクセレンス、『チリコンカンチーズ春巻き』の美味しさをMAXに高めるワインペアリングのポイント、よろしくね！
『チリコンカンチーズ春巻き』とワインのペアリング
本日もここまでお読みいただきましてありがとうございます。
ソムリエエクセレンスの鐵屋です。
前回、たっぷりレタスでチリコンカンを食べるレシピを紹介した際には、カリニャンという赤ワインを僕はおすすめしたのですが
今回は、春巻きにしてるんですよね。
ずばり、ここに差分がありますので、ポイントも少し変えてみましょう。
では、さっそく、ペアリングのポイントです。
ペアリングのポイント
料理とワインをペアリングする際には、まず、その料理の美味しさを整理します。
『チリコンカンチーズ春巻き』の美味しさのポイントは
・春巻きのカリっとサクサクした皮の食感と香ばしい味わい
・ホクホクとしたひよこ豆とレッドキドニービーンズのコク
・チーズのまろやかさ
・チリパウダーやクミン、にんにく生姜の爽やかで食欲そそる風味
・レタスのザクザク感とフレッシュな爽やかさ
こんな美味しさの『チリコンカンチーズ春巻き』の美味しさの特徴からワインを選らんでいきます。
この『チリコンカンチーズ春巻き』は、コクがありまったりとしながらも、どこか爽やかで軽い食感も持ち合わせるところが魅力です。レタスを合わせるとなお一層です。
そこで、ワインは、まったりに寄せるのではなくて、爽やかさをより引き立てるように選んでいきます。
白ワインは、温暖な南のエリアのコクのあるタイプが良いですね
赤ワインなら、前回はカリニャンでしたが、春巻きの皮の存在や、軽さを引き立てるため、白ワインのような要素をもっているタイプを探します。
スパークリングワインなら、瓶内二次発酵でロゼなんて最高です。
ロゼワインなら酸味と切れ味のあるフレッシュなタイプのボトル、がおすすめです。
僕は、白ワインのような要素を持つ赤ワインをチョイスします。
僕の選択
オーガニック認証を受けた畑で栽培されたブドウ（クーノワーズという品種）を使い、サスティナブルなワイン造りを行っているキープ・ワインズの赤ワインです。
天然酵母を使い、醸造時には亜硫酸を加えず、無清澄・無濾過で瓶詰めされたナチュラルなワインです。
キープのクーノワーズは赤ワインですが白ワインの要素が味わいの中に溶け込んでいます。
僕が感じる白ワインの要素とは酸味の瑞々しさとミネラル感です。
これによって様々な家庭料理とペアリングしても心地の良いハーモニーをつくることができるのです。
この「赤ワインなのに白ワインの要素を持つ」という個性は希で、ワインペアリングで食事を楽しむ際によりその個性を発揮します。
聞きなれないブドウ本種のクーノワーズは、シャトーヌフ・デュ・パプで使用できる13品種の１つとわずかに知られていますが、そのローヌ地方や南仏でも栽培が少なくなっています。
現在は極わずかですがアメリカのカリフォルニア州やワシントン州でも栽培されているようです。
このブドウは「酸味」と「香り」に特徴があります。白ワインのような高い酸味と爽やかさがあります。
そして香りは香辛料を連想するスパイスさを持っています。この風味がブレンド品種として使われ、クーノワーズの個性を発揮していたのでしょう。
渋みは細かくて軽く、パウダー状のテクスチャーで、小麦粉を使ったり料理と相性が良く、ピッツァやパスタと心地よく楽しめます。
今回の『チリコンカンチーズ春巻き』の春巻きの皮の存在も同様にクーノワーズが引きあいます。
内陸部のシエラフット・ヒルズのブドウを使っていますが「潮」を思わせるミネラル感が溶け込んでいます。
これによって家庭料理とスムースにペアリングできます。
ワインの原料となるブドウは、2016年よりオーガニック認証を受けているダヴィッド・ジラール・ヴィンヤード畑のものです。
そのブドウを天然酵母で発酵させ、SO2（亜硫酸）の添加を一切行っていません。さらには無清澄・無濾過にて瓶詰めしています。
そのため酸味が軽やかで膨らみがあります。テクスチャーは滑らかで優しさがあります。
飲み心地の良い、家庭料理と気軽に楽しめるナチュラルなワインです。
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長々といつも書いてしまうのですが
最高です、ということです。
春巻き、巻いて揚げる人は、ただ食べる人より大変かもしれませんが
食べた時の喜びも大きいおかずですよね。
しかも今回はチリコンカンですから、おかずの個性をたくさん楽しめる一品でした。
是非、クーノワーズ、おうちごはんで楽しんでくださいね。
それでは、また！
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驚くほど、リアルな家庭料理で恐縮です。
当店の肝、「家庭料理と寄り添うワインペアリング」と
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こちらはカリニャンという赤ワインを合わせました。
マーケット出展の際には、一番人気の赤ワインです。
