本日もTetsuya Wine Selectionsのブログにお越しいただきましてありがとうございます。
以前読んだ本で、稲盛和夫さんの『生き方』に凡人ながらも影響をうけているアラフォーのてつみです。
ちょっと誰かに話しを聞いてもらいたくなりまして、相談の電話やLineをするような感覚で、この本を読んだように思います。
2年前、個人的に大変で、苦境をどう乗り越えるかって時に、先人の知恵、私を支えてくれる知恵はないかとぼんやりAmazonかなんかを眺めていて、発見したんですよね。
もう知恵を身に着けるしかないっていう状況も微妙ですが笑
特に稲盛さんがどんな人かも知らず、読み始めて、昔から親に言われてきたような事があらためて、力強い言葉で書かれておりまして救われましたし、頼りになる書籍でした。
稲盛さんについてちょっとググってみたら超絶崇高すぎるお方でした。
出家されているほどの方の著書なので、私目のような凡人には崇高すぎて、『生き方』読んでます!というだけではばかられるのですが、
いろいろ迷った時に、決断をする羅針盤になっている、と言ったところです。
大人になると、最後は決めるのは自分しかいなかったりします。
大きなビジネスをしているわけでもなんでもない、節約まみれでくそ忙しいだけの私ですが、2年前に初めて読んだ時より確実に、この本に書いてあることがわかるようになってきました。
(▶ご参考までに『生き方』が試し読みできるAmazonのページです。)
その中でも、特に痛切に『因果応報』という言葉を常に心に縛り付けております。
さて
==========
ご縁あって、検索からたどり着いてくださいましたお客様に、すでにこの時点で、誤解があるといけませんので
このブログを簡単に説明いたしますね。
このレシピブログは「ワインしかない」ソムリエエクセレンスの鐵屋(通称エクセレンス)が、家庭料理とワインのペアリングを真剣にやっていくブログです。
ここでいう「家庭料理」とは、共働きの我が家のリアルな食卓を基準とした
スーパーで買える食材で簡単に作れる自炊、もちろん冷凍食品や総菜、コストコデリ、ファストフード、プチ贅沢なお取り寄席、コンビニのスイーツまで
使えるものを上手に使う「リアルなおうちごはん」です。
そんな「リアルおうちごはん」=家庭料理に、さらりと上質なワインをペアリングして、一気に人生における食経験を豊にし、あなたがこっそりドヤ顔できるようにペアリングのポイントをお伝えできればと思っています。
そう、リアリティ追求型の「家庭料理とワインのペアリング」ブログです。
共働きなので、毎日の投稿はハードルが高いのですが
目標はみなさまの「今日何食べよう」の参考になれることと
「ワインは高いから失敗したくない」と考えて一歩踏み出せない方や
「何と合わせてよいのかわからない」という方まで
ワインという一般的に高いハードルを目一杯さげていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。
それと、当店ではいわゆる「激安」とか「安旨」というカテゴリでのワイン販売はいたしておりません。
小さなワインショップですので、本当に「造りの良い」「状態(保管や流通もふくめて)の良い」ワインを厳選し、
他と価格比較しても十分にご納得いく価格で販売いたしますので、是非精査くださいませw
もちろんセレクションのポイントは「家庭料理に寄り添う」飲み心地のよいワイン!です。
================
あーー失礼しました。
書籍の話ばかりしてしまいましたが
今日は、オムレツなんです。
今日のオムレツ、実はおすすめ度★★★★★の超簡単で、ワインにめっちゃ合う、おしゃれなオムレツなんです。
パセリとしらすのオムレツです。少しチーズが入っています。
食べると、どうなるかというと、
もれなくとまらなくなります笑
個人的な感想ですが・・・
「パセリかあ~、買わないな」
はいはいはいはい、そうですよね、そうですよね、そんな買いませんよね笑
買いましょう笑
たまに。
ワイン好きにはおすすめです。
何にでも入れることができて、彩りにも栄養にもプラスです。
ワインとのペアリングもアシストします。
では、ワインに合う、おしゃれなオムレツいってみよ!
しらすとパセリのオムレツ
しらすとパセリのオムレツの材料大人2,3人分です
・卵5個
・パセリ2本(茎は取り除く)
・しらす大さじ2
・チーズ(今回はシュレッドタイプのモッツアレラ。ピザ用チーズでOK)
・水大さじ1
・バター10ぐらむ、オリーブオイル少々
しらすとパセリのオムレツの作り方
1 パセリは茎を取り除き、みじん切りにしておく。
2 ボウルに材料を全部入れて混ぜる。しらすとチーズの塩分だけで充分なので、味付けは不要です。
3 フライパンにバターとオイルを入れ、火にかける。焦がしてはいけないので、中火程度をキープして、絶えずフライパンを回しておきます。
4 バターとオイルが十分に熱くなったら、卵を全部流し入れます。ジュっとか音はならない程度で、大丈夫です。ゆっくり中火より弱いぐらいで固めていきます。
5 スクランブルエッグを作るように、フライパンをゆすり、菜箸で大きくかき混ぜながら、片側に寄せて固めていく。このままフライパンを振って「クルリンパ」すればオムレツの完成。お皿に盛り付けましょう。
失敗しても、失敗はないので笑、きにせず、お皿に盛り付けましょう。スクランブルエッグよりは表面が焼いてあったほうがいいですよ~
しらすとパセリのオムレツを実食
くう~
あと1分、早く皿に盛り付けたかった・・・この実食写真は、ちょっと中身のトロトロ感を出したかったのですが、1分多かったです。でも、全く問題ないので良しとします笑
味は!!
やっぱり 美味!!!!
何が美味ポイントかと言いますと、しらすとパセリのコンビネーションなんですよね。
しらすって魚なので、やっぱり独特の風味がありますよね。それを逆に生かしたものもあると思うのですが、パセリと合わせることでパセリの清涼感(オムレツで加熱すると苦みはあまり感じませんよ)が生臭さだけを消して、しらすの味わいだけが残り、調和していると思います。
そして、チーズ。これは好みなんですが、ちょっとチーズをいれて、しらすとパセリのドライな雰囲気を、ちょっとマイルドにします。
タンパク質最高ですね笑
塩分もばっちりです。
しらすとチーズ、入ってますので絶妙に効いています。
いや、もう私的にはですよ
軽い赤ワインが飲みたいのですが
エクセレンスはどうするんでしょうか・・・
エクセレンス、よろしくお願いいたします。
ホワイトベイトフリッター
はい、ソムリエ・エクセレンスにワイン選びはお任せください。
てつみさんは赤ワインと楽しみたかったようですね。
確かに渋みの少ないのフルーティーな赤ワイン、ピノ・ノワールでしたら心地よくペアリングできる思います。
しかし今回はしらすとパセリのオムレツにぴったりの白ワインがあります。
ニュージーランド、ソーヴィニヨン・ブランの銘醸造地マールボロで造られるボトル、ドッグ・ポイント・ヴィンヤードのエントリーワインがエクセレンスいち推しです。
温かいお料理です、白ワインですが温度は冷やしずにセラー温度の14~16℃くらいでお楽しみください。
さて題しました “ホワイトベイトフリッター” というニュージーランドの名物料理はご存知ですか?
実はホワイトベイトとは “しらず” なんです。ニュージーランドでは春先から夏となる旬の8~11月に獲れる生のしらすをたっぷりと使った卵料理になります。そしてフリッターですが、仕上がりはオムレツです。
まさに食べている料理、ニュージーランドではソーヴィニヨン・ブランと楽しんでいるのです。
ペアリングの基本ですが、郷土料理とその地方のワイン は鉄板の組み合わせです。あまり逆らわずに、ここはオーソドックにペアリングしてみましょう。
マールボロ地区のソーヴィニヨン・ブランの特徴=カシスの蕾
ドッグ・ポイント・ヴィンヤードのソーヴィニヨン・ブランは、栓がスクリューキャップということありますがフレッシュ、溌溂して元気の良い白ワインです。
少しグリーンがかった色合い、清涼感のあるグリーンをイメージするサワリーなアロマ、清々しく気持ちが良い香りです。
この少しサワー(酸味)を感じる爽やかなアロマは、“カシスの蕾” とソムリエ的な香り表現で捉えることができます。
そうこの香りこそがニュージーランドの、マールボロ地区のソーヴィニヨン・ブランらしさを発揮した香り、産地と品種の特徴を伝える大事な香りといえます。
味わいも香り同僚にフレッシュな果実味と酸味が生き生きとしていて、パッションフルーツのような果実味の甘さ、そしてグレープフルーツのようなほろ苦さを僅かに感じます。
しらすとパセリのお洒落なオムレツとのペアリングです。
オムレツのパセリとドッグ・ポイント・ヴィンヤードを繋ぐグリーンのアロマ、なかなか良い感じです。
そしてバターとモッツァレラチーズの “乳” を思わせる香りとワインの持つサワリー(酸味)の香りとが料理とワインを引き合わせているよう感じます。
フワフワで柔らかい卵の美味しさに、甘みを感じる優しい果実味が調和します。主役しらすのうま味や潮みとパセリの青みが全体の味わいをきゅっと引き締め、口中でワインと合わさり絶妙なバランスで楽しませてくれました。
ワインの生き生きとした酸味が余韻を伸ばし、料理の美味しさを引き立ててくれます。
みんさんの人生がワインで楽しく豊になりますように!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた。