おはよございます。エクセレンスのTATSUROです。

この記事を読んで、イタリアンレストランでかっこよくワインが語っちゃいましょう。

 

イタリアのワイン法により格付け

D.O.P.(D.O.C.G. D.O.C.)

最高ランク。厳しい規定があり、地ブドウから造られる伝統的なワインが多く格付けされている。高級品であり、イタリアワインを知る上で一度は飲んでおきたいワイン。

I.G.P.(I.G.T.)

D.O.P.ワインよりも、ブドウ品種の選択や醸造・瓶熟期間などの制限が緩やかになりワイン造りの自由度が増す。国際品種を使った新しい試みのワインがあったりする。

Vino(V.d.T.)

かなり自由にワイン造りができる。エリアの制限がなくなり、今まで見向きのされなかった場所から銘酒が生まれることがある。違う地域のワインをブレンドしてワインが造れる。

 

イタリアを代表するD.O.C.G.白ワイン

その郷土で発展した地ブドウで造られる個性的な白ワイン。

ソアーヴェ・スペリオーレ

イタリアの白ワインといえば、ヴェネト州で造られている “ソアーヴェ” というくらいメジャーで人気がある。

ガヴィ

ピエモンテ州の2大白ワイン。コルテーゼ種から造られる。火打ち、ハチミツ、ハーブのアロマに酸味がしっかいりとしたミネラル感溢れるシャープな味わい。

ロエロ

ピエモンテ州の2大白ワインのもう一つ。ガヴィとは対照的に、果実味が豊富で穏やかな酸味のある優しく飲み心地の良い白ワイン。

ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ

赤の銘醸造地トスカーナ州唯一のD.O.C.G.白ワイン。ヴェルナッチャ種から充実感のある逞しい白ワインが生まれています。

 

エクセレンス的日本の食生活にあうイタリア白ワイン

D.O.C.G.ロエーロ(ピエモンテ州)

地ブドウ・アルネイス種から造られます。明るい果実味に溢れ、マイルドな酸味と優しい味わい。1980年年代以降、人気が爆発した白ワイン。

D.O.C.アルト・アディジェ(トレンティーノ-アルト・アディジェ州)

大きなテロワールの違いがある。それにより使われるブドウが違い多彩な白ワインが産出されている。ミュラー・トゥルガウ、シルヴァーナー、ピノ・ビアンコ、ソーヴィニヨン・ブラン、ゲヴェルツトラミネル、モスカート・ジャッロなど。

D.O.C.コッリオ(フリウリ-ヴェネツィア・ジューリア州)

白ワインの銘醸造地。品種ではフリウラーノ、リボッラ・ジャッラに、国際品種のピノ・グリージョ、ピノ・ビアンコ、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ。

D.O.C.ソアーヴェとD.O.C.Gソアーヴェ・スペリオーレ(ヴェネト州)

イタリア白ワインの代名詞。地ブドウ・ガルガネガ種から生まれる爽やかで軽快な白ワイン。

D.O.C.G.ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ(サルデーニャ州)

ヴェルメンティーノから造られる、わずかに塩みを感じる逞しい“島”の白ワイン。

 

ソアーヴェって、どんなワイン? ポイントは5つ

イタリア白ワインのシンボル的な存在

とにかく圧倒的に有名、イタリアンレストランやワインショップどこにでも置いてある高品質でリーズナブルな価格、気軽に美味しい、そして料理を選ばない軽快な味わい。

D.O.C.G.ソアーヴェ・スペリオーレとD.O.C.ソアーヴェ

“ソアーヴェ”という名称が大事! D.O.Cでも気にしない。

レベルの高いものを対象として2001年にD.O.C.ソアーヴェからD.O.C.Gに昇格したにも関わらず、ソアーヴェ・スペリオーレの呼称を使わない生産者が多く、Tetsuya Wine Selectionsで取り扱うFilippi社でもこの呼称を使っていない。D.O.C.G.の呼称を使わないのはやはり訳があります、官能検査や申請手続きの手間や生産者が負担する税金がD.O.C.より高くなることが一番の理由ではないでしょうか。

Classico(クラシコ)はエリア限定ワインで、ソアーヴェとモンテフォルテの丘陵地のブドウで造られている。

火山性土壌から生まれる軽快で爽やかな味わい

ソアーヴェでは火山灰土壌由来の軽快で爽やかさと、尖がり感のない滑らかな舌触りが他の白ワインとは違う個性を持っています。

表現が難しいのですが、香りや味わいが口の中で上方に持ち上がるような、抜けていくような、“重心の高さ” があります。しかしフレッシュさからの尖がり感があまりなく、口当たりの感触はむしろねっとり滑らかな印象があり、粘りのあるきめ細かいミネラリティがフレッシュな酸味を滑らかにしています。そのため気持ちの良い爽やかさと料理の風味を損なわない滑らかさで、より一層の軽快感が生まれ食事が進みます。

ガルガネガ種とトレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ種

ガルガネガ種は、ギリシャ起源の品種ではないかといわれています。ソアーヴェの主要品種で70%以上使用しなければなりません。洋梨やパイナップル、杏などのデリケートな香りを持つ白ワインになります。熟成するに従って、よりふくよかで香り高いワインとなります。ガルガネガというブドウ品種が長期熟成に耐え、熟成によって深みを増すワインになることを知っておきたいです。補助品種の代表格トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ種は、ガルガネガの理想的なパートナーといえます。この地方の土着品種の1つで、ワイン全体に香りと快活さを与えています。現在はシャルドネなどもブレンドすることができます。

レチョート・ディ・ソアーヴェは甘口ワイン

レチョートは収穫したブドウを数か月間陰干し(ブドウの水分を抜き糖度を高める)してから仕込む甘口ワイン。

 

お奨めの生産者

Fillipi(フィリッピ)

クラシックなソアーヴェ、澱とともに56か月間熟成させたスペシャルな リオ1 はソアーヴェの可能性を大いに感じさせてくれます。