みなさん、こんにちは。
料理もつくるソムリエ・エクセレンスの鐵屋です。
今日ペアリングするミネルヴォワ・ラ・リヴィニエール2014年が本当に美味しいので記事を書きます。
別格ですね。
休日です、
ワインに負けないよう腕によりをかけて男飯をつくります。
妻は普段つくらない、僕が食べたかったチキン南蛮です。
しかも鶏むね肉を使います。
家計にも優しい上に、低カロリー高たんぱくで、細マッチョをめざしている僕にもぴったりです。
ペアリングするワインのイメージを持って!
ただ今日は本当にワインが美味しいので、強く意識しないようにします 汗
照り照りの甘酢だれが絡んだチキン南蛮 自家製タルタルソース
男飯、お気軽、できるだけ簡単なレシピでつくります。
つくるポイントは3つ
ポイント1 ロゼールのミルクラムのような、歯でざくっと切れる食感をむね肉で出すこと
ポイント2 甘酢だれを良く絡ませ、インスタ映えするようなてりてり感を出すこと
ポイント3 タルタルソースにパセリのみじん切りをのせること
そんなところですね。
ではポイントをおさえるべく、いってみよう。
材料
鶏むね肉 2枚(450グラム)
塩麴 大さじ2
酒 大さじ1
片栗粉 適量
インゲン豆(付け合わせ用)
サラダ油(揚げ焼き用)
〇甘酢タレ
酢、みりん、しょうゆ 各大さじ2
砂糖 大さじ1
〇タルタルソースの材料
※今回は白ごはん.comのレシピを参考にソースを作りました。
ゆで卵 1個(茹で時間12分)
玉ねぎ 1/6玉
マヨネーズ 大さじ8
酢 大さじ1
砂糖 小さじ1
塩 ひとつまみ
チキン南蛮の作り方
1.調理4時間前に鶏むね肉は脂を取り除き、均一の厚さになるよう食べ易い大きさに切ります。
切った肉をホークで刺します。筋のある横からも刺します。
柔らかさと火の通り良くなります。
2.パットに切った胸肉に塩麴とお酒を入れて良く揉みこんで味を馴染ませてます。
むね肉を柔らかするためラップして4時間ほど冷蔵庫で休ませます。
3.インゲン豆を茹でておきます。
4.調理1時間前に休ませた塩麴漬けのむね肉を冷蔵庫からだし常温に戻します。
5.調理開始はタルタルソースつくり
ゆで卵をつくり、みじん切りの玉ねぎを加えます。
そこに調味料のマヨネーズ、酢、砂糖、塩を加え混ぜます。
6.甘酢たれをつくります
酢、みりん、しょうゆ、砂糖をあわせます
7.むね肉をもう一度揉み込んでからビニール袋へ、片栗粉も適量入れて絡めます
8.深さのあるフライパンに油を1~2センチほど貼って180℃にします。
9.両面がこんがり焼けるまで焼き上げします。
10.油から引き揚げ、油を落とします。
11.フライパンをきれいにし甘酢だれの材料を混ぜて入れ中火にかける。
煮立ったら揚げたむね肉を戻し入れて、照りがでるまでたれを全体にからめていきます。
12.お皿に茹でたインゲン豆を敷き、甘酢がよく絡んだむね肉を盛りつけ、タルタルソースかけます。
ワインと相性が良いので、好みでパセリのみじん切りを散らします。
これは、かなり、上出来なのでは・・・
さあ、ミネルヴォワ・ラ・リヴィニエール 2014年 シャトー・セスラと楽しましょう!
魂を揺さぶる見事な味わい、もう何もないです(笑)
シャトー・セスラの造るミネルヴォワ・ラ・リヴィニエール2014年は食欲を刺激する赤ワインです。
美しく熟成し、複雑に滑らかなに発展してきています。
ブーケの豊かさ、魅惑的な繊細さ、充実した深み、
滑らかな旨み、余韻の美しさ、
うっとりするような素晴らしさがあります。
今日のワインは想像以上に素晴らしい味わいです。
美味しすぎる、いやー参ったなぁ、、、
照り照りの甘酢たれと相性の良いローヌブレンドの熟成ワイン
しばらく戻ってこれないくらいワインが美味しいですね。
気を戻して男飯チキン南蛮とのペアリング、つくり方のポイントであげた3つを意識します。
衣をつけて揚げ焼きすることによって中のむね肉は蒸されジューシーです。
さらには塩麴の陰で少し柔らかい弾力、まさに狙い通りの歯でざくっと切れる食感に仕上がっています。
これが熟成したシラーが醸し出す、魅惑的な繊細さを持つ渋みと心地よく同調します。
そして芳ばしく焼き揚げした表面に、てりてりの甘酢だれを良く絡み、コクの中に爽やかさがあります。
これがローヌブレンドのワインが熟成したとき発揮する複雑な風味とよくあいます。
甘いスパイス、そしてガリーグ香(木や植物、葉の乾燥したニュアンスの香り)、フォンやソースを煮詰めたような香りが寄り添います。
また、たれをてりてりに絡めますと火が良く入り、コクとともに苦みが出てくるのですが、
この苦みをグルナッシュが入っていることでうまく包み込んで美味しさを強調してくれます。
タルタルソースもワインと繋げる大切な要素です。
ワインの滑らかな味わいをチキン南蛮と繋いでくれます。
そしてパセリのみじん切りをのせること、
フレッシュなハーブとガリーグ香(乾燥したハーブ)を意識して合わせます。
ワインのペアリングでは同じ香りを探します。
ただ同じ香りだけでは面白くなく、補完したいのです。
今なくて、将来ある香り。
または料理にある香り、それが将来ワインにも出てくる香りがいいのです。
例)トリュフ料理にトリュフの香りがしたワインはくどい
そこで今トリュフの香りがなく、将来がでるワインを合わせる
これで見事に相性が良いのです。
逆にトリュフの香りがあるワインには料理からトリュフを抜いても(少なくする)いいです。
相性が深まります。
今回は
料理にフレッシュな青いイメージのハーブ(パセリ)、
ワインにはそれが乾燥したときの香り(ガリーグ香)をもつボトルにしています。
※ローヌブレンドのワイン
シラー、グルナッシュ、ムールヴェードルなどがブレンドされています。
シラーが主体のもが多く、グルナッシュ主体もあります。
この2つが主要品種となります。
今回のシャトー・セスラのミネルヴォワ・ラ・リヴィニエールはシラーが主体で、グルナッシュ、ムールヴェードル、カリニャンなどがブレンドされています。
手前味噌ですが男飯チキン南蛮も想像以上によくでき、
妻にも好評でした。
魂のこもった料理とワイン、
元気になる料理とワインのハーモニーで、
それぞれの美味しさが鮮やかに生き返ります。
みなさんの人生がワインで楽しく豊になりますように!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた。