本日もTetsuya Wine Selectionsのブログにお越しいただきましてありがとうざいます。

自宅待機命令が出た、てつみです。(※この記事は2020年4月に初投稿しています)

 

忙しいぞ、時間がない!時間がない!と嘆いていたら

アッという間に世界が一変して

アッという間に自宅待機になりました。

 

 

幸いみなし勤務となったので会社には感謝しかありませんが

 

終息しないこの状況にあっけらかんとはしてられませんな。

 

 

でも、我が家のソムリエ・エクセレンスはいいも悪いもマイペースなので、脳内はワインを中心に日々を過ごしております。

 

皆さまも夕飯の準備にいかがでしょう、少し時間をかけてみては。

 

 

 

紅茶の香りの豚のスペアリブ

本日は原田慎次シェフのレシピを参考にしてまいります。

 

【材料】

・豚スペアリブ(6本)

・にんにく3かけ

・ローズマリー2本

・アールグレイの紅茶(2.5カップ)

・塩コショウ

 

 

作り方

1 スペアリブに塩コショウをする。1つずつ丁寧に上下を返しながら塩コショウしていきます。

2 30分置く。早速時間を使います。平時では考えられません。

 

塩コショウはしっかりめに。1つ1つ丁寧に振ってください。

3 ストウブ鍋やフライパンにスペアリブとにんにくを入れます。最後、焼いていくので、スペアリブが重ならないようにしていきます。

4 紅茶を入れます。たまたまアールグレイの茶葉がありましたので茶葉から入れましたが、もちろんティーパックでも問題ありません。しっかり濃いめが良いと思います。総量で500ミリぐらい使います。残ったら飲みながら~ゆっくりと~

参考にしたレシピでは茶葉小さじ4杯でしたが、もったいない紅茶だったので少しケチりました。ティーパックでもOKだと思います。

5 紅茶が抽出できたら、鍋に注いでいきます。スペアリブがひたひたになるぐらいで良いと思います。ここで紅茶の量は加減してください。

 

紅茶の量の目安はひたひたぐらいで大丈夫そうです。

6 蓋をして弱火でここから1時間半。煮ていきます。

蓋つきのフライパンで代用可能だと思いますが、ベストはストウブ鍋やルクルーゼなど蓋のしっかりしたものがおすすめですね。

 

7 1時間半の間に我が家ではこのような事を行いました①トランプ20分②プライムビデオでクレヨンしんちゃんの初期の映画。

8 トランプが終了(20分程度経過)の際に様子を見ました。気になる灰汁をとりました。

このまま灰汁をとって皿に煮ていきます。

 

9 クレヨンしんちゃんの映画(90分)がおわり、いよいよスペアリブを仕上げていきます。紅茶でしっかり煮て、水分が半分になりました。この水分はスペアリブから出た脂分もでているので、半分の量を捨てます。

10 スペアリブから出た油脂分で焼き上げていきます。ローズマリーも加えていきます。

11 油脂分が気になるときは、適宜キッチンペーパーなどで油を吸ってください。にんにくは別皿にとておくとよいです。

スペアリブの脂でスペアリブを焼いていく。随分油は落ちていく感じがします。

12 皿にもりつけて、完成です。皮付きのまま加えたにんにくはホクホクとペーストのように、肉につけていただいてください。ごちそうの完成です。

ワインと楽しみたい紅茶の香りの豚のスペアリブ

 

 

さ、では早速ワインをあわせていきましょう。

 

 

エクセレンスお願いします!

 

 

 

ワインとのハーモニーを楽しもう

 

 

肉の美味しさをダイレクトに楽しむ場合は、

 

当然 肉(向き)ワイン がいいです。

 

ブドウ品種でいうと、カベルネ・ソーヴィニョン、シラー(シラーズ)、メルロ、テンプラニーリョ、ネッビオーロ、サンジョベーゼ、ピノ・ノワール、バルベーラなど数限りなく思い浮かべられます。

 

またワイン産地もボルドー、オーストラリア、カルフォルニア、トスカーナ、リオハなど、お肉が美味しい場所が浮かびます。肉の種類、部位、調理法、原産地などでワインの使い分けて楽しんでいます。

 

 

今回は紅茶の成分で柔らかい炊かれた豚のスペアリブ、最後には表面を香ばしく焼き付けています。

 

 

焼けた香ばしさ

豚肉の柔らかなテクスチャー

美味しい脂質のこってり感

を意識します。

 

 

クロ・レグリーズ 2004年(在庫をチェック)

焼きあがった香ばしさと、ローズマリーの食欲をそそる香り、肉を噛み締めると、ほのかに香る紅茶のアロマが鼻から抜けます。

 

齧り付くと焼きついた表面の適度な弾力から、ホロホロの柔らかい肉感の心地よさ、さらにはいい感じに脂が抜けた脂質の美味しさが広がります。さらに皮の中でねっとり仕上がったニンニクがディップとなって、コクのあるソースの役割をしています。

 

ポムロールの銘酒クロ・レグリーズ 2004年と楽しみしょう。

 

クロ・レグリーズ 2004年は豊富な果実味をまといワインの充実感があります。そのため香ばしさや豚の脂質のボリュームを受け止め、このワインならではのエレガントな酸味が豚肉の美味しさを引き立ててくれました。

 

さらには料理の香ばしさとローズマリーや紅茶の香りに加え、ワインが持つカカオやキャラメル、トリュフのブーケが複雑味を与えています。

 

料理とワインを結び付き、お互いの良さを伸ばしあい、ワインが料理に複雑性を与えました。

 

まさに最高の相性をみせてくれました。

 

肉料理と赤ワインを最高に楽しむペアリングの基本

 

赤ワインの渋みの質と量を考える

今回はメルロならでは 渋みの質 でした。口中で感じる、きめ細やかさ渋みの量 が、食べ応えのある料理の味わいのバランスを絶妙にとって両者を結び付けまてくれました。

料理を良さを引き上げるワインの酸味を考える

脂分の美味しさをワインの酸味が伸ばし、こってりした口中もリフレッシュさせます。そして肉の美味しい余韻をも伸ばしてくれます。

 

 

もし豚のスペアリブを生のままグリルしたら

今日は紅茶で下茹でしたスペアリブを焼いてますが、もし茹でずに生のままグリルした場合はもっと強く弾力ある肉感になります、そして脂からのボリューム感(こってり感)が強くなります。

 

噛み締めて美味しい肉には渋みが豊富なカベルネ・ソーヴィニョンやシラーがブレンドされたワインが良いでしょう。

 

また豚肉と相性の良い果実味と酸味がのっている品種のバルベーラやサンジョベーゼのワインもお奨めです。

 

シャトー・カルボニュー ルージュ 2016年

肉をかぶりつきたくなる元気で快活な赤ワイン、脂の美味しさを活かす果実味が膨らみます。

 

 

ユリウス 2013年 オルマンニ

サンジョベーゼにメルロとシラーのブレンド、まさに肉ワインです。

 

今回は、紅茶で豚肉を茹で焼きにしていくという、なんともおしゃれな家庭料理とワインをペアリングしました。

時間さえあれば、本当にシンプルで簡単なレシピです。

 

年末年始の休暇やGW、少しゆっくりと時間が取れる際には、是非作って、ワインライフをお楽しみくださいね。

 

では、また!