今日もご訪問頂きありがとうございます。

ソムリエ・エクセレンスの鐵屋です。

 

今回は料理とワインのペアリングで一番お問い合わせが多い、

 

お寿司とワインってやっぱり合わないものですか?

という質問にお答えします。

 

ずばり、寿司とワインは合います!

 

ただし8~10種類あるネタに1本のワインで通すというのは確かに難しく、

ネタの中でワインと合う、合わないがでてしまいます。

そこでペアリングの焦点が合いやすい5つのコツ、

ご紹介します。

 

大好きなお寿司を食べながら大好きなワインも楽しみたいと悩んでる方

きっと多いと思います。

 

今日は魚好きのソムリエ・エクセレンス鐵屋が俺流のペアリングをご紹介します。

 

色々なペアリングのやり方があるかと思います。

皆様のご意見・ご感想、ぜひ教えてください。

 

では、寿司とワインのペアリングいってみましょう!

 

寿司とワインを合わせるコツ① 海のワイン(海の影響をうけるワイン)を選ぶ

ワイン選びで一番大事にしたいです。

主役であるネタは海のもの、ワインにも潮みや海を思わせる香りや味わいがあるボトルがいいです。

 

そう、ここでブルゴーニュがアウトです!

海が隆起した土壌だよ、ミネラル感もあるよ、

と言われてしまうでしょうが、

寿司です、違う産地のボトルを選びましょう。

 

ブルゴーニュが好きだけど、寿司と合わせてどうも、、、

と思っている方はここからが必見です!

 

では海の影響を受けるワイン、海を思わせる産地って、

どこかな?

 

まずはフランスを考えてみると、

ボルドー、プロヴァンス、コルシカ、ラングドック・ルーション、ロワール

イタリアはリグーリア、トスカーナ、マルケ、ラッツィオ、アブルッツォ、フリウリ、サルディーニャ、シチリアなど、

スペインではカタルーニャ、バスク

ギリシャ、ポルトガル、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、チリ

 

などなど

 

世界地図を広げながら、たくさんのワイン産地を浮かんできます。

 

さらに

 

浮かんだワイン産地から郷土の魚料理、

獲れる魚の種類がイメージできれば最高です。

ワイン選びのヒントになります。

 

海のワインで感じたいことは余韻に潮みを感じる。

ミネラル感やヨード感があること。

味わいに塩み、海苔や海藻、貝殻を連想できればOK。

 

寿司とワインを合わせるコツ② 鮮度が命のネタにはフレッシュなワインで

熟成したワインよりは若めのワインがしっくりときます。

 

白は蜂蜜の香りが出ていない方が断然相性が良く、

清涼感や清々しさを感じる方が良い。

 

赤はキノコの香りが出ていないボトルにしましょう。

 

そして香りで大事なことは樽の香りが出張っていないこと。

バニラやチョコレートの香りは生の魚にはあいません。

 

果実主体の香りで、

 

一点気をつけたいことは

果実のアロマが強すぎると寿司を邪魔します。

香りや味わいが適度に落ち着きのあるボトルを選びます。

 

寿司とワインを合わせるコツ③ 多彩なネタを楽しめる多様性または包容力

寿司は通常8~10種類のネタが楽しめます。

これをワインの1本で通す場合は、たくさんの表情を出すブレンドワインが最適です。

 

そして包容力といいましょうか、

果実味の優しさや滑らかな味わいがあるボトルがシャリをも受け止めてくれます。

 

甘く感じない2~6グラム程度の残糖があってもいいです。

 

単一品種で出来ているワインは包容力が優れている必要があります。

 

寿司とワインを合わせるコツ④ ネタとシャリ(お米)のうま味を口中いっぱい広げる泡の力

結論から言いますと、シャンパーニュがソムリエ・エクセレンスいち推しです。

 

魚の生臭みを抑え

瓶内二次発酵の複雑味

落ち着きのある果実味

ブレンドの多様性

ドサージュの甘み

包容力

と持ち合わせ、

 

さらには、きめ細やかな泡の力

シャリを口中いっぱいに拡散して楽しませてくれます。

 

米料理と瓶内二次発酵スパークリングワインは最高に美味しい組み合わせと思っています。

 

寿司をぱくっと食べ、シャリが口の中で広がり、

ネタを噛みながらシャリを再び絡み合う、

最高に美味しい寿司です。

クリーミーな泡の力が手伝ってくれます。

 

少しドライなエクストラ・ブリュットのタイプ、

爽やかなシャンパーニュがいいですね。

 

もちろん、海の表情がある瓶内二次発酵のスパークリングワインも心地よく楽します。

海に近い産地カヴァはシャンパーニュでは感じない塩みで、ぐっと寿司に寄り添ってくれます。

ニュージーランドの瓶内二次発酵のスパークリングワインもありますね。

 

寿司とワインを合わせるコツ⑤ 赤身にはサンジョヴェーゼがお奨め

寿司の目玉は鮪ですね。

 

これはやぱり赤ワインで楽しみたい、

そこでトスカーナのサンジョヴェーゼの出番です!

 

程よい渋み、

フルーティーな酸味が鮪の酸味とバッチリです。

鮪の持つうま味(酸味)とワインのフルーティーな酸味を合わせます。

 

赤み=血のイメージから赤身とワインの鉄分で合わせたい。

ところですが間違いです。

 

イメージしてください。

鉄分をわせると口中は硬く冷たく美味しくありません。

むしろ鉄分を隠してあげるペアリングを心掛けましょう。

 

↓鉄火丼とのペアリング記事はこちらから

簡単鉄火丼【ソムリエ・エクセレンスが絶妙にペアリングします】

 

ソムリエ・エクセレンスが寿司屋で楽しむワイン5選

 

シャンパーニュ ブリュット・トラディシオン プルミエ・クリュ S.A. ガストン・シケ

 

寿司とのペアリングの王道シャンパーニュ

きめ細やかな気泡、果実のピュアさと瑞々しさ、酸の一直線な味わい

ピノ・ノワールからのフェノリック的なほろ苦さも加わり

多彩な寿司の美味しさに心地よく寄り添ういます

 

メトード・トラディショナル ブリュット N.V. クォーツ・リーフ

 

セントラル・オタゴの瓶内二次発酵スパークリングワイン

ビオディナミによるミネラル感溢れるエネルギー感、

寿司のネタのような素材感がばっちり合います!

 

サンセール モノパーセル469(白)2018年 クロード・リフォー

 

モノパーセル469、まだ閉じて旨みが内に籠っています。

このカチカチ感を利用します。

閉じこもっている純粋な果実のもの凄い旨みを引き出します。

シャリの甘酸っぱさがワインの旨みを解放させ、ネタともに素晴らしい余韻へ

 

クストーザ 2019年 テッレ・ディ・マリア・ピア

 

何種類ものブドウをブレンドしていて、表現力豊かな味わい。

それでいて派手さがなく、心地の良い果実味、

膨らむ瑞々しい酸味が寿司によく合うと思います。

 

キャンティ・クラッシコ 2015年 イゾーレ・エ・オレーナ

 

キャンティ・クラッシコはいつも探しています。

ヴィンテージや熟成具合でマグロやカツオと楽しむボトルが変わります。

渋みがほどほどで、フレッシュ感がある、酸味が美味しい

今はイゾーレ・エ・オレーナが最適です

 

ソムリエ・エクセレンスがテイクアウト寿司で楽しむワイン3選

 

モナ カバ ブリュット N.V. ペレ・ベントゥーラ

 

もし少し甘みが強く感じるようであれば冷やし気味で

カヴァらしいフレッシュ感と余韻の潮み、これがいいです!

 

ピガートコスタ・デ・ヴィーニェ 2018年 マッシモ・アレッサンドリ

 

海の白ワイン

ヴェルメンティーノ(ピガート)の塩みは寿司にもってこいです。

シンプルなワインだけにネタごとに表情を変えて楽しませてくれます。

包容力のある果実味と膨らむ酸味が寿司と心地よくします。

 

キャンティ・クラッシコ 2015年 イゾーレ・エ・オレーナ

 

お家でもイゾーレ・エ・オレーナを楽しんで下さい。

鉄火丼にも良いです。

海苔とワインのミネラル感が同調します。

醤油とサンジョヴェーゼもあいます。

 

寿司に寄り添うワインをまとめます

 

まずはシャンパーニュから選びましょう。

懐に優しいコスパの良いカヴァでもいいです。

 

炭酸が苦手な方は、海を感じる白ワインで

 

もし2本準備できるのであれば

まぐろと楽しむ、キャンティ・クラッシコエリアのサンジョヴェーゼを選びましょう。

 

泡とサンジョヴェーゼ

or

海を感じる白とサンジョヴェーゼ

 

これで寿司とワインがぐっと近づくと思います。

 

お寿司食べたくなってきました。

 

こんな楽しみ方もあるんだと参考にしてみてください。

みなさんの人生がワインで楽しく豊になりますように!

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ではまた