『味の素 ギョーザ』とワインをソムリエエクセレンスがペアリングします!
クリスマスも終わり、あとは年末まっしぐらで、順調にいけば今年も今年が終わろうとしています。
感慨にふける時間なんて必要ないわってやや強がる私ですが、
今夜は日本が誇る大企業の渾身の商品にすべてを委ねて少し時間という余裕を与えていただきました。
家族全員で美味しくいただくことができ幸せです。
味の素さんに感謝感激、これからも頑張ってください!私も頑張りますって感じです。
すみません前置きが長すぎました。
本日は餃子です。言い訳は嫌いですが、手作り餃子もできるもんね!たまにはいいの!
AJINOMOTO ギョーザ&しょうがギョーザ
作り方
【材料】
ホットプレート 1台
蓋 付属のものかぴったりとあうもの1つ
水 なし
油 なし
ギョーザ 1袋
しょうがギョーザ 1袋
今回は売上日本一のギョーザととまらぬしょうがギョーザそれぞれ1袋ずつ購入。値引きが無かったことが唯一惜しまれます。計24個をホットプレートを使用して焼きました。フライパンよりきれいに焼けると思います。
1、ホットプレートは「ぎょうざ」表示の目安温度180度にあわせて加熱しておく。フライパンの場合には加熱なしでいいようです。
2、ホットプレートに餃子を全て並べる。中心から円を描くように並べるか、普通に整列させるかは性格により分かれるところです。私は取り出すという少し先のことを考えてしまい、整列させてしまいました。
3、蓋をして5分加熱
4、蓋をとって羽根がこんがり濃い焼き目がつくまで水分を飛ばしながら2分程度加熱。とにかく焼き色が美味しくつくまで我慢が必要だそうです。
5、パリッとしたらお皿に注意深く、あるいは大胆にもりつけて終了です。
本当は紙皿にしたいぐらいでしたが、たまたま24個餃子が乗るちゃんとしたお皿があったのでちゃんと使ってみました。昔「ちゃんとちゃんとの味の素」ってCMがあったような気がするんですが、記憶違いでしょうか。
ギョーザには泡!!!
ギョーザ×ビールも個人的には大好きですが、ビールは買ってこないとありません、
是非みなさんに試していただきたいうちセレクションの泡であわせます。
餃子とワインのペアリング、実は深いです。
ペアリングの基本的な要素がいっぱいで頭の片隅に入れていただければ
料理とワインのペアリング 両者の香りを合わせる
食欲をそそる、パリッと芳ばしい焼けた餃子の皮の香り、いやーたまりません!
さらに野菜にお肉の香りと、もう食の欲求をMAXします。
実はワインにも同じような、皮がこうばしく焼けたような香りを持つスパークリングワインがあります。
それは瓶内二次発酵して造られたスパークリングです。
瓶内二次発酵して造ったスパークリングは世界各国で造られています。
もちろん、日本でも
代表的な産地はフランスのシャンパーニュです。特徴的な香り、焼き上がったパンドミやイギリスパンの香り、通称イースト香があります。
パンドミと餃子、同じ小麦粉が焼けたこうばしい香りです。
餃子とスパークリングワインに同じ香りがある。
これが両者のペアリング(相性)が良いポイントになります。
スパークリングワインの泡を閉じ込める方法
少し餃子とスパークリングワインのペアリングから外れます。
代表的なスパークリングワインの造り方と、それぞれの特徴を見ていきましょう!
瓶内二次発酵
炭酸ガスの入っていない通常のスティルワイン瓶に詰め、糖分と酵母を加え、密閉して、瓶内で第二次発酵を起こさせる方法
少ないワイン量の瓶内のため、酵母と発酵由来の香りの特徴が味わいに反映される。
複雑なブーケ。焼き上がったパンドミやイギリスパンの香り、通称イースト香がある。
タンク内二次発酵
スティルワインを大きなタンクに密閉し、その中で糖分と酵母を加え第二次発酵を起こさせる方法
短期間で製品にできること、空気に接触しないので、ブドウのフルーティーなアロマを残したいスパークリングワインに向く
炭酸ガスを注入
加圧下のタンクにスティルワインを入れ、炭酸ガスを吹き込む
コストをかけない低価格のスパークリングワインに使われる、スティルワインのフルーティーな味わいを留める
(参考文献 日本ソムリエ協会・教本)
つまり芳ばしい香りが出ない、ブドウのフレッシュ感とフルーティーな香りを出すスパークリングワイン、
タンク内二次醗酵のプロセッコや、炭酸ガスを注入方法のスパークリングワインでは今回ペアリングした感覚は味わえないですよ。
料理とワインのペアリング 両者の質感(テクスチャー)を合わせる
焼き餃子は食感の楽しさも魅力です。
・焼いた皮のパリっとした食感
・しっかりと味付けされた餡のジューシー感(皮に包まれ蒸されています)
・噛み絞めて美味しい具材(野菜のザクザク感&お肉のゴロゴロ感)
スパークリングワインを料理と合わせる場合
・泡の粒子(大きさ)
・酸味(料理のうま味と合わせます)
・渋み・フェノリック(赤ブドウ由来 お肉と合わせます)
・旨みの重心(下方(確かな旨み)から上方(鮮やかさ)まで上がっていく泡が力あります=重心全ての領域を持ち、幅広い料理合わせられる
焼き餃子とクォーツ・リーフのスパークリングワイン場合
・皮の食感→エネルギー感のある酸味(テクスチャー)
・餡のジューシー感→ピュアな果実味(うまみの濃淡)
・野菜のザクザク感&お肉のゴロゴロ感→エネルギー感のある酸味とピノ・ノワール由来のフェノリックな渋み(テクスチャー)
・旨みの重心(焼き餃子は真ん中なら野菜の香りとともに上がっていきます。クォーツ・リーフは全ての領域を持ち、動きのある料理に対してよく合います。
料理とワインのペアリング 上級
ニュージーランドのセントラル・オタゴにあるクォーツ・リーフという造り手のメトード・トラディショナル ブリュットです。
瓶内二次発酵由来のパンが焼けたような芳ばしい香りが焼き餃子の芳ばしさに焼き餃子にしっくりきます。
ビオディナミ農法によりエネルギー感溢れるピュアで旨みが押し寄せ、ジューシーな餡の美味しさにに寄り添い、
ニラや生姜のようなアロマは、味の素の新ぎょうざやしょうが餃子とよく合います。
しっかりとした酸味とミネラル感で口中が清々しくなります。
そして赤ブドウのピノ・ノワールが比率が高く、味わいに溶け込んだフェノリック的な渋みが肉の美味しさ受け止め、味わいを酸味とともに引き延ばして楽しませてくれます。
みんさんの人生がワインで楽しく豊になりますように!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた。
このありのままの食生活をさらけだしているのはこんな人です!