本日もTetsuya Wine Selectionsのブログにおこしいただきましてありがとうございます。

ソムリエエクセレンスの鐵屋です。

 

先日ご紹介したクラシックワインAセットにつづき、AがあるならBもだろうということで

Bセット作りました。

 

A定食、B定食、です。

 

Bセットは多様性で魅力的な「イタリア」のワインに特化しました。

ワイン造りに携わり視野が広がっている若い世代に代わり、ワイン造りのスタイルに少しずつ変化の兆しがみえます。

ヘルシー志向に向かう「今」のフードにマッチするワインです。

生産地域は古くからのエリアで「クラシック」と表現されますが、ワインは現代的な要素が溶け込んでいると思います。

 

そんな「今」を感じる上質なワインを選びました、ぜひお味見のほどよろしくお願いいたします。

 

 

TWSクラシックワインBセット

【1本目】マヌエル・マリナッチのバルバレスコ・リゼルヴァ 2015年(赤)

 

ネッビオーロのワインは重厚でパワフルになりがちですが、新鮮で華麗なバルバレスコに仕上がっています。

 

飲み心地の良いネッビオーロです。コクがあって、深みがありながらも、現代的な軽さがあるのです。

 

バルバレスコということもありますが、繊細で緻密な造りです。

そのため小気味が良いといいますか、フットワークが軽いと負いますか、果実のさわやかさや鮮やかさがあり、生き生きとした軽快さがあります。

ネッビオーロらしい豊富な渋み優しくくこなれていて、心地よく口中を刺激します。そして酸味とともに長い余韻をつくります。

 

初ヴィンテージが2004年の生産者ですが、伝統的な醸造法を採用しながらも時代にマッチする「軽快さ」を持たワインをつくっています。

ネッビオーロのワインは重厚でパワフルになりがちですが、新鮮で華麗な味わいに仕上げています。

 

マヌエル・マリナッチはまだまだ無名、ほとんど知られていない生産者です。

ワイルドな風貌から想像できない、繊細でデリケートなネッビオーロを造っています。専門誌で取り上げられるような造り手なると思います。

ぜひ先取りして味わってみてください。今回も目玉ワインです!

 

 

【2本目】カッシーナ・チェルッティのモスカート・ダスティ・カネッリ スッリ・サンドリネット 2019年(白・微発泡甘口)

 

料理とも楽しめる繊細な甘味を持つエレガントなモスカート・ダスティです。

 

甘味と酸味のバランス、モスカート・ダスティにありそうでなかった味わいです。

イタリア、ピエモンテの微発泡・甘口ワインで、サスティナブルな造りでできたモスカート・ダスティです。

爽やかで、気泡と酸味の活気があり、程よい甘味の味わいがデザートだけではなく料理とも楽しめる味わいをつくっています。

 

カッシャーナ・チェルッティはブドウ畑の保全と生物多様性を行うサステナブルな栽培を行っています。

1997年にピエモンテ州の規定に沿った認証を得るよりも前から自然農法を推進していました。

 

白い花、白桃や柑橘系の果実の香りが立ちあがり、セージやサフランの花の様なハーブの爽やかさに加え、白胡椒のようなスパイシーな複雑味を感じます。

口に含むと甘く、新鮮で、活き活きとした、このブドウの特徴である持続性のある味わいに包まれます。

 

優しい甘味が楽しめる残糖量13.5 g/L、そしてストレスのない5%のアルコール分ができた、ぴちぴちっと微発砲する甘口の白ワインです。

 

活気のある泡と酸味が“フレッシュさ”や“瑞々しさ”を醸し出し、甘口ながらも軽快な余韻をつくります。

程よいフレッシュな甘味に癒されます。

 

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【3本目】グアルド・デル・レのスヴェレート サンジョヴェーゼ 2013年(赤)

 

グアルド・デル・レのスヴェレート サンジョヴェーゼ 2013年は、サンジョヴェーゼの魅力が伝わる赤ワインです。

 

透き通る赤い果実の豊潤な旨み、穏やかな酸味とビロードのような優しい渋みが心地よく口中刺激し、優雅な味わいを醸し出します。

2013年ということで良い感じに熟成し、充実した美しい旨みが抜群です。

 

サンジョヴェーゼはモンタルチーノ地区やキャンティ・クラシコエリアのイメージが強いですが、スヴェレートも個性があります。

強く逞しいモンタルチーノ、繊細なキャンティ・クラシコとは違う味わい、スヴェレートは肉厚な果実味とまろやかな口当たりがあります。

 

 

スヴェレートはイタリアで最も美しい村協会「I borghi piu belli d’Italia」認定される小さな町です。

さらにはイタリア観光旅行協会が定める「オレンジ・フラッグ」や「Citta’ slow(チッタ・スロー)」にも選定されています。

 

トスカーナらしい穏やかさ、気候の良さや太陽をたくさん浴びている雰囲気がグアルド・デル・レのワインからもしっかりと感じられます。

そして海に近い立地はワインにどこか塩味を感じさせるミネラル感をを与え、ワインの深みとなっています。

 

ぜひ牛嚙み締めて美味しい赤身肉のステーキ、イチボやランプ肉をジューシーに焼き上げて合わせたいです。レストランであれば赤牛の赤身肉がお奨めです。

 

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【4本目】ラ・マージャの ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2019年(赤)

 

ピュアであか抜けた味わい、閃光がさすような明るい果実味に圧倒されます。

 

このラ・マージャのロッソ・ディ・モンタルチーノは、エネルギッシュで生き生きとした活力のある味わいです。

サンジョヴェーゼ・グロッソの逞しさやパワーだけでは表現できない。

ピュアな果実味やキレるミネラル感が溶け込み、まさに赤い果実の閃光がさすかのようです。

 

オーガニック認証のブドウだからでしょか、余韻のフルーティーな美しさは見事としか言いようがありません。

 

ここまで垢ぬけて、突き抜けるロッソ・ディ・モンタルチーノありますか。興奮しますね。

飲んでいて楽しくなるトスカーナワインです。

 

モンタルチーノの熱気と活気、そして冷静な酸味が引き締めて、実に美しい味わいがあります。

 

 

 

【5本目】グアルド・デル・レの ヴァレンティーナ ヴェルメンティーノ 2019年(白)

 

グアルド・デル・レのヴァレンティーナ 2019年は 滑らかで上質な口当たりと優雅な味わい があります。

家庭料理に合わせやすい優しいテクスチャーが素晴らしいと思います。

 

香りも魅力的で南国のフルーツバスケットのような甘い香りが華やかに立ち上がります。

上質な白ワインからは 白桃 のアロマを感じます。かなり稀ですが、白桃の香りを感じたら買いです。

 

心地よい美味しさに加え、余韻に残る塩味を感じるミネラル感、ヴェルメンティーノらしいです。

 

豚肉と相性が良く、温野菜ともスムースにペアリングできる希少なヴェルメンティーノだと思います。

肉料理や魚料理に、サンドイッチにパスタ、そしてチョコレートにまでも合わせて楽しめるフードフレンドリーな味わいで楽しませてくれます。

 

抜栓後も数日、同じような香りと味わいで楽しめるので自宅で気軽に楽しめるはずです。

 

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【6本目】マッシモ・アレッサンドリのピガート コスタ・デ・ヴィーニェ 2018年(白)

 

リグーリアは隠れたイタリア白ワインの銘醸造地です。

 

このピガートは海に近い区画のブドウで造られています。

海風の影響を受けてブドウが育ち、ワインからは「潮み」を思わせるミネラル感がを感じます。

これは僕が日本人の好みに合うと考える「塩味持つワイン」に当たります。

かといってしょっぱいとか塩辛いということではなく、ブドウが海風にあたって生育するので、海を感じる味わいがあるといったほうがよいでしょうか。

 

香りは、ピガート(ヴェルメンティーノ)という品種のもつマスカットの清涼感が素直に感じられます。

ハーブとは違うグリーンのブドウのさわやかな香りです。

味わいはキレの良い酸味とミネラル感があり、アルコールの豊かさと逞しさもあります。

 

食材や調理法ををあまり気にせずにペアリングできる白ワインです。フードフレンドリーな1本なので、自宅でもレストランでも気軽に楽しめます。

 

セラーに無くてはならない白ワインです。

 

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イタリアワイン好きの皆様、ご期待に応えられましたでしょうか。

TWSクラシックワイン6本Bセットいかがでしょうか。

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

ではまた。

 

 

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